梅の実が熟して黄色く変わるのと共に五月雨(さみだれ)が降り続く季節の芒種(ぼうしゅ)です。
芒種の時期は、稲や麦などの穀物の種蒔きに適した時期とされ、雨が多くなる梅雨の時期にも入り農作業にも重要な意味を持つ季節なのです。
今回は「芒種」という節気がどのような意味を持ち、どんな背景があるのかや旬を迎える食べ物や花についてご紹介します。
- *この記事からわかること*
- ・芒種とはどのような時期?
- ・今年の芒種はいつ?
- ・芒種の時期に旬を迎える食べ物や花は?
梅雨に入る時期!芒種(ぼうしゅ)とは
芒種(ぼうしゅ)とは、二十四節気の中では9番目であり、夏の3番目に位置する時期で、小満(しょうまん)の後、次に訪れる夏至(げし)へと続きます。
芒種は
芒種は穀物の種を蒔く時期
という意味合いを持っています。
「芒(ぼう)」とは、「のぎ」とも読み、稲や麦などの穀物の先端が細かい針のように尖っている部分のことです。
今使われている暦(新暦)と旧暦とでは時期が少し異なることもありますが稲や麦をはじめとする穀物の種や苗を植えるのに最適な時期として、昔からよく知られています。
この時期はたいてい、梅雨の始まりとも重なるため、雨がよく降り、気温も上がって湿度が高くなることが多いです。
芒種(ぼうしゅ)はいつ?
芒種は、だいたい毎年6月6日頃で、次の節気である「夏至(げし)」までの約15日間がその期間です。
2025年:6月5日(~6月20日まで)
2026年:6月6日(~6月20日まで)
2027年:6月6日(~6月20日まで)
芒種(ぼうしゅ)に楽しむ旬のもの
芒種(ぼうしゅ)の時期を実感できるような行事や味わえる食べ物、見頃を迎える花をご紹介します。
芒種期間の行事やイベント
芒種(ぼうしゅ)の時期に行われる行事やイベントです。
父の日
芒種が終わるころに近づくとやってくる父の日は6月の第3日曜日に設定されていて、お父さんに日ごろの感謝の気持ちを伝えるための特別な日になっています。
田植えの時期
芒種は、稲などの穂をつける穀物を植える適した時期を示す言葉で、昔の暦を使用していた頃には、田植えの目安として重宝されていました。
田植えの時期は地域により異なりますが、現在も4月から6月ごろが田植えの主要な時期とされています。
芒種に楽しむ季節の食材
芒種(ぼうしゅ)の時期にはこのような食材が旬を迎えます。
鮎(あゆ)

6月の初めから、初夏の風物詩とも言える鮎釣りの季節が始まります。
鮎は、特に6月から8月にかけてが旬で、この時期は鮎の最盛期とも呼ばれています。
6月から7月にかけて捕まる若鮎は、身がとても柔らかく、頭から尾まで丸ごと美味しくいただけます。
とうもろこし
夏の代表的な野菜の一つであるとうもろこしは、6月から収穫がスタートします。
特に甘みが強いスイートコーンは、収穫後すぐに最高の味わいを楽しめ、6月から9月ごろまでが特に美味しい旬の時期です。
トマト
トマトの旬は一般的に5月の終わりから8月頃とされています。
梅雨明けを迎えると収穫量が増え、特に春から初夏にかけてのトマトは、年間を通じて糖度が最も高まる傾向にあり、この時期に収穫されるトマトはジューシーで甘みが強く、とても美味しいですよ。
芒種の時期の花や植物
芒種の時期に見頃を迎えるおすすめの花をいくつかご紹介します。
紫陽花(あじさい)
5月から7月にかけて花を咲かせ、特に6月の初めから7月の初め頃が花盛りになります。
夏椿(なつつばき)

梅雨の季節にあたる6月から7月にかけて、夏椿がその白い花を開花させます。
露草(つゆくさ)

6月に入ると、空き地や道沿いで青い花が顔を出し始めます。
蛍袋(ほたるぶくろ)
蛍袋は、5月の後半から7月頃までの間の蛍が飛び交う頃合いに合わせて花を咲かせることが多いです。
花菖蒲(はなしょうぶ)
花菖蒲は、5月の終わりから6月の初めにかけて最も美しく咲き誇ります。
クチナシ
クチナシは5月末から7月中旬にかけて、大きな白い花を咲かせる時期を迎えます。
芒種(ぼうしゅ)とはいつ?時期や意味や由来などのまとめ
雨が多く降り、湿度も高くなる芒種(ぼうしゅ)の時期です。
ジドジトとした季節になりますが、蛍や紫陽花というこの時期ならではの楽しみ方で過ごしていきたいですね。


