春の訪れを感じさせる雨水(うすい)です。
まだ少し冷たい空気の中でも、冬が終わりを告げ、降る雪が雨へと変わり雪解けが始まり少しずつ春の訪れを感じさせてくれる節気「雨水」です。
今回は「雨水」という節気がどのような意味を持ち、どんな背景があるのかや旬を迎える食べ物や花についてをご紹介します。
- *この記事からわかること*
- ・雨水とはどのような時期?
- ・今年の雨水はいつ?
- ・雨水の時期に旬を迎える食べ物や花は?
春の訪れを感じる雨水(うすい)とは
「雨水」とは、一年を細かく分けた二十四節気の中で2番目に位置する時期で、春の訪れを告げる立春(りっしゅん)の後で、次に訪れる啓蟄(けいちつ)へと続きます。
「雨水」という節気は、「うすい」と読みます。
この時期にはまだ寒さが残っていますが、一番寒かった時期は過ぎ去り、寒さも少しずつ和らいできます。
雪が溶け、地面がやわらかくなり、草木が芽吹き始める季節です。
昔の人々は、雨水の時期を土が動きやすく、水が流れやすい時期と見なし、畑を耕し始めるのに適した時期だと考えていました。
また、この時期には「春一番」と呼ばれるその年最初の強い南風が吹くことがある一方で、突然の大雪に見舞われることもありますので、油断はできません。
雨水の期間
雨水は、だいたい毎年2月19日日頃で、次の節気である「啓蟄(けいちつ)」までの約15日間がその期間です。
2026年:2月19日(~3月4日まで)
2027年:2月19日(~3月5日まで)
2028年:2月19日(~3月4日まで)
※ちなみに2024年は2月19日(~3月4日まで)でした。
雨水(うすい)に楽しむ旬のもの
雨水の時期に春の訪れを実感できるような行事や味わえる食べ物、見頃を迎える花をご紹介します。
雨水期間の行事やイベント
雨水の時期に行われる主な行事やイベントです。
ひな祭り
毎年3月3日は、女の子の幸せを願うひな祭りが行われます。この日は、「桃の節句」や「上巳の節句」とも呼ばれています。
ひな祭りといえば「雛人形」ですが、雨水の時期に飾ることで良い縁を引き寄せるとも言われています。
雨水に楽しむ季節の食材
行事がイメージされるハマグリや春を感じさせる食材が登場します。
春キャベツ
冬のキャベツに比べて小さくて柔らかいのが特徴の春キャベツは3月から5月が旬で、2月の終わりごろから見かけるようになります。
甘みと水分が豊富なため、生でも美味しくいただけます。
蛤(はまぐり)

はまぐりは産卵の準備をしている2月から4月が旬で、この時期の身は大きいです。
はまぐりは殻がぴったり合うことから、夫婦円満の象徴とされ、ひな祭りにははまぐりのお吸い物を食べる習慣があります。
ウド(独活)

うどは春の訪れを告げる代表的な野菜のひとつですが冬に収穫される「寒うど」もあるんですよ。
しかし、春に収穫される「春うど」は特に美味しいと言われていて、春うどの方が人気があります。
天ぷらや煮物、酢の物など、様々な料理で使えるので、春の食卓を彩るのにぴったりですね。
雨水の時期の花や植物
雨水の時期に見頃を迎えるおすすめの花をいくつかご紹介します。
ボケ(木瓜)

秋の11月から冬にかけて花を咲かせる種類もあり、「寒ボケ」と呼ばれています。
3月から4月の春の時期に咲く時期もありますが、「寒ボケ」とは区別されます。
クリスマスローズ

クリスマスローズは12月から4月にかけて開花期があり、その中でも2月から3月が最も美しい花を楽しむことができる時期です。
花の色は多く、白・ピンク・黄・緑・紫・茶・黒などたくさんの色を楽しめる花です。
梅
早咲きの梅の花は、1月の終わり頃から開花を始め、4月の終わりまで長い期間、美しい花を咲かせます。
ジンチョウゲ(沈丁花)

沈丁花の花期は2月から4月で、特に3月初旬に花が最も多く咲きます。
ジンチョウゲは、夏のクチナシ、秋の金木犀とともに三大香木にも数えられる香りのいい花です。
福寿草(フクジュソウ)
福寿草は、2月から4月にかけて花を咲かせ、特に2月中旬から3月にかけてが花盛りの時期です。
ユキワリソウ(雪割草)

雪割草は、春が来る2月の終わりから5月の始めにかけて開花し、4月初旬までが特に美しい花を見ることができる早春の花です。
日本海に面した本州の森林の斜面や山間部には自然に生えています。
基本的には白い花を咲かせますが、赤やピンク、紫など、他にも多彩な色の花を楽しむことができます。
雨水(うすい)のカレンダー暦の意味!食べ物や植物旬のもののまとめ
2月の終わりごろはまだ冷たい風が吹いていて、雪が降っている場所も珍しくありませんが、この時期は雪が徐々に雨に変わり、雪解けが進み始めるため、草花が新しい芽を出し始めるなど、春の兆しが少しずつ見えてきます。
春が近づくにつれて、山で採れる野菜の種類も増えてきて、特にこの時期にはウドをはじめ、ゼンマイやワラビなどが土の中から姿を現し始めるので、春の訪れをさらに感じさせてくれます。
雨水(うすい)と文字だけを見ると梅雨時期をイメージしてしまいますが、節気では雪が雨に変わり始めるということを表しているのですね。
