秋の始まりを告げる処暑(しょしょ)です。
立秋も秋の始まりを告げる節気となりますが、処暑は本格的に秋を迎える時期になり、台風が多く発生することで知られています。
今回は「処暑」という節気がどのような意味を持ち、どんな背景があるのかや「処暑」の時期に旬を迎える食べ物や花についてをご紹介します。
- *この記事からわかること*
- ・処暑とはどのような時期?
- ・今年の処暑はいつ?
- ・処暑の時期に旬を迎える食べ物や花は?
秋の始まり処暑(しょしょ)とは
処暑は二十四節気の中では14番目、秋の2番目に位置し、前の節気である立秋(りっしゅう)の後、次の節気の白露(はくろ)の前に位置する季節の節目です。
処暑の「処」という字には「とどまる」や「落ち着かせる」という意味があり、暑さが和らぎ落ち着き始める時期を表しています。
この時期は、まだ残暑がありますが夏の強い暑さは和らぎ、朝晩は涼しい風が心地よいです。
日が早く沈むようになり、虫の声が秋の訪れを感じさせてくれます。
また、台風シーズンでもあるため、風の被害を防ぐために、全国では豊作を願う「風鎮祭(ふうちんさい)」が行われています。
処暑はいつ?とその期間
二十四節気の日程は毎年多少変わることがありますが「処暑」もその一つです。

年によって日付が前後することがありますので、毎年の日程はチェックしましょう
普通のカレンダーには日付だけに書かれていることが多いですが、二十四節気は特定の日だけではなく、一定の期間を表すこともあります。
処暑は大体毎年8月23日前後に設定され、次の節気である「白露(はくろ)」までの約15日間がその期間です。
2025年:8月23日(~9月6日まで)
2026年:8月23日(~9月6日まで)
2027年:8月23日(~9月7日まで)
処暑に楽しむ秋の気配の旬のもの
処暑の時期に秋の訪れを実感できるような行事や味わえる食べ物、見頃を迎える花をご紹介します。
処暑期間の行事やイベント
処暑の時期に行われる主な行事やイベントです。
二百十日(にひゃくとうか)

二百十日(にひゃくとうか)とは、立春から数えて210日目のことを指し、新暦でいうと9月1日か2日ごろにあたります。
この時期は台風が多く、昔から農家の方々にとっては注意が必要な日とされていました。
二百十日や二百二十日の頃には、日本全国で風鎮祭(ふうちんさい)や行事が多く開催されているんですよ。
処暑に楽しむ季節の食材
なんとなく秋の訪れを実感できるような食材が登場します。
サンマ(秋刀魚)

秋を代表する味覚のサンマは、9月から10月が旬の時期です。
処暑の頃からお店に並び始め、同じ時期に旬となるカボスやスダチを添えると、秋の味覚をより一層楽しむことができます。
カボス・スダチ

魚料理や鍋料理に欠かせない薬味の「すだち」と「かぼす」は8月から10月にかけて収穫の最盛期を迎え、独特の香りとさわやかな酸味が料理の味を引き立ててくれます。
梨
梨は8月下旬から10月上旬にかけて収穫されますが、特に9月は梨の美味しさが一番引き立つ旬の時期です。
ブドウ
ブドウは品種によって収穫期が異なりますが、一般的には8月上旬から10月上旬までが収穫期で、巨峰などの大粒のブドウは9月ごろが旬の時期になります。
処暑の時期の花や植物
処暑の時期に見頃を迎えるおすすめの花をいくつかご紹介します。
シュウカイドウ(秋海棠)

秋海棠は、8月から10月にかけて花を咲かせる花です。この花の最高の見頃は9月頃に訪れます。
ふよう(芙蓉)

芙蓉は、7月から10月にかけて開花期を迎えますが、8月から9月初旬頃が特に見頃とされています。
ホウセンカ(鳳仙花)

ホウセンカは、8月の初旬から9月の中旬にかけて花を咲かせることが多く、色とりどりの美しい花を楽しむことができます。
サルビア

サルビアは6月から11月にかけて開花し、8月から11月上旬が見頃とされる長期間楽しめる花です。
ヤブラン(薮蘭)

薮蘭は、8月から10月にかけて開花期を迎え、その間の8月から9月頃が最も魅力的な時期です。
サルスベリ(百日紅)

7月から10月にかけて開花するサルスベリは、7月から9月にかけてが特に見頃でを迎えます。
処暑(しょしょ)とはいつ頃?意味や由来など簡単にご紹介のまとめ
処暑は、一年のうちで夏から秋へとゆっくりと移り変わる特別な時期です。
この時期は、日中はまだ暑さが感じられますが、朝晩は涼しい風が吹き始め、季節の変わり目を感じることができます。
残暑は残っていますがお盆も終わり虫の声も聞こえるようになってくる時期で、旬の食材にも秋の気配を感じることができますね。
