封筒を閉じるとき、「のり」と「テープ」どちらを使えばいいのか迷うことはありませんか?
実は、封筒の閉じ方には明確なルールこそないものの、相手や場面に応じた使い分けが求められます。
フォーマルな書類や大切な相手には「のり」、カジュアルな用途では「テープ」など、TPOを意識した対応がマナーの第一歩です。
また、封をする行為には、ただ中身を閉じるだけでなく「丁寧に扱っていますよ」という気持ちを伝える意味もあります。
封かんシールやスタンプを活用すれば、見た目の印象もアップし、ちょっとした気遣いも伝わります。
この記事では、のりとテープの使い分け方やマナー、シーン別のおすすめ方法などをわかりやすく解説していきます。
封筒を閉じるとき「のり」か「テープ」か迷ったら?

封筒を閉じるとき、「のり」と「テープ」のどちらを使えばいいのか悩むことがあります。
この章では、基本的な使い分けや状況に応じた判断ポイントを解説します。
ビジネス・冠婚葬祭では「のり」が基本
ビジネス文書や冠婚葬祭の場では、のりで封をするのが一般的なマナーです。
特に、履歴書やお礼状、招待状、お詫びの手紙などフォーマルな文書を送る場合は、テープではなくのりを使うことで丁寧な印象を与えることができます。
のりでしっかりと封をすることで、中身が勝手に開いてしまう心配もなく、相手に対する配慮や誠意が伝わります。
カジュアルな場面では「テープ」もOK
友人や知人との手紙のやりとり、趣味のサークル、ちょっとした書類の郵送など、カジュアルな用途ではテープで封をしてもマナー違反にはなりません。
特に急ぎの場面や封かんに手間をかけたくないときは、簡単に貼れるテープが便利ですが、相手や用途によっては安っぽく見えてしまうこともあるので、必要に応じて見た目を整える配慮も大切です。
封筒の種類によっても変わる判断ポイント
封筒にはクラフト紙・和封筒・洋形封筒・角形封筒などさまざまな種類がありますが、それぞれの形や素材によって最適な閉じ方が異なります。
たとえば、和封筒や慶弔用の白封筒は、のりで封をするのが正式です。
一方、洋形封筒や口が広い角形封筒などは、テープを併用してもしっかり封ができれば問題ないとされています。
封筒の形状や用途に合わせて、のりとテープを使い分ける意識を持つとよいでしょう。
マナー的にはどちらが正しい?

封筒の閉じ方には、相手への印象を左右するマナーが存在します。
この章では、のりとテープの使い分けがマナーとしてどう受け取られるのかを解説します。
相手に失礼のない選び方とは?
封筒を閉じる際、最も大切なのは『相手にどう受け取られるか』という視点です。
特に目上の人や公的な場面では、丁寧に封をされているかどうかで信頼や印象が左右されるので、相手の立場やシーンに配慮し、見た目や使う道具にも注意を払うことがマナーにつながります。
のり付けがマナーとされる理由
のりで封をすることは、『中身を丁寧に扱いました』という意思表示になります。
のりは時間と手間をかける必要があるため、雑に見えない点でも評価されやすい方法なのです。
ビジネス文書やフォーマルなやり取りでは、昔からの慣習としても、のり付けが“礼儀正しい”とされています。
テープ使用が失礼になる場面とは?
透明テープやマスキングテープは便利ですが、ラフな印象を与えることがあります。
結婚式の招待状やお詫びの文書など、特に気を使う場面では『手を抜いた』と受け取られる可能性もあるので、マナーを重視する相手には避けたほうが無難です。
特にNGとされるのは、透明テープを雑に貼ってしまった場合や、封の形が不自然で開けにくいと感じさせてしまうケースです。
また、剥がれ防止のつもりで過剰にテープを巻きつけてしまうと、開封時に破れてしまうリスクもあるため避けましょう。
のりで封をした上から、補強として透明テープを貼ることはマナー違反ではありません。
むしろ、開封時の破損や配達中の開き防止として実用的な方法で、のり+テープの併用は、特に厚みのある書類や長距離の郵送時に有効です。
ただし、外から見える位置にテープを貼る場合は、まっすぐ丁寧に貼り、過剰に重ねないよう注意しましょう。
テープを使う場合の注意点と選び方

テープを使うと手軽に封ができますが、種類や使い方によっては不適切に見えることも。
ここではテープ使用時の注意点とおすすめの選び方を紹介します。
透明テープ・マスキングテープ・両面テープの違い
テープにはいくつか種類があり、使用シーンに応じて選ぶ必要があります。
透明テープは見た目を損なわず無難ですが、事務的な印象を与えることも。
マスキングテープはかわいさやデザイン性を演出できますが、フォーマルな場では不向きです。
両面テープは封の見た目をスッキリ仕上げたいときに便利ですが、粘着力が弱い製品もあるため注意が必要です。
見た目や粘着力で気をつけたいポイント
テープを使うときは、はがれやすさやベタつき、変色などのトラブルに注意しましょう。
透明テープは時間が経つと黄ばむこともあり、粘着力が強すぎると封筒を破ってしまうことも。
用途に合った製品を選び、できるだけ見た目が悪くならないよう貼る位置にも気を配ることが大切です。
テープで封をするのが向いているシーン
気軽な手紙やフリマの発送、職場内での書類のやりとりなど、形式にとらわれないシーンではテープでの封でも十分です。
特に忙しい中で大量に封をしなければならないときや、見た目より効率を優先する場合には、テープが実用的な選択肢となります。
のりを使うときのコツとおすすめアイテム

のりを使って封筒を閉じるときは、ちょっとした工夫で仕上がりの美しさや安心感が変わります。
ここでは失敗しにくい使い方とおすすめのりを紹介します。
封筒がふやけない「のり付けのコツ」
水分量が多すぎるとのりの成分が封筒に染み込み、紙がふやけてしまうことがあります。
- 薄く均等に塗る
- 必要な部分だけに塗る
- 乾くまでしっかり押さえる
など、丁寧に作業することで仕上がりが格段に良くなります。
指やスティックで塗るより、のり付け専用のローラーやスポンジタイプを使うとムラなく仕上がります。
乾きやすくて便利なおすすめのり3選
のりには
- スティックのり
- 液体のり
- テープのり
などさまざまなタイプがあります。
書類をしっかり接着したい場合には液体のり、素早く作業したい場合はスティックのりやテープのりが向いています。
複数枚をまとめて封かんするような場面では、連続使用できるドットライナーのようなテープタイプが効率的です。
用途に応じて使い分けることで作業性も仕上がりも向上します。
封筒用におすすめなのは、速乾性のあるスティックのりや液体のりです。
たとえば「トンボ ピットスライド」「コクヨ ドットライナー」「スコッチ液体のり」などは使いやすく、はがれにくいと評価されています。
使い勝手だけでなく、収納のしやすさやにおいの少なさも選ぶポイントです。
のり+封かんシールで安心感をプラス
のりでしっかり封をしたあとに、補強として封かんシールを使うとより安心です。
特に配送時に中身がこぼれる心配がある場合や、セキュリティを高めたいときに効果的です。
シールは無地でもいいですが、ワンポイントの絵柄やメッセージ入りなら見た目も可愛らしく演出できます。
封筒の閉じ方によって起こるトラブル事例

封筒をきちんと閉じなかったことで起きたトラブルは意外と多いものです。
ここでは注意すべき失敗例と、その対策を紹介します。
封が開いてしまったときのリスク
のりやテープが甘かった場合、郵送中に封が開いて中身が抜け落ちたり、個人情報が漏れてしまうリスクがあるため注意が必要です。
ビジネス文書や個人情報が含まれる手紙では特に、しっかりと封を閉じることが重要です。
のりなし・テープなしで郵送するとどうなる?
「どうせすぐ届くから」とのりもテープも使わずに出してしまうと、配達途中に開封された状態になることがあります。
郵便局によっては封が甘いと判断され、返送されるケースもありますし最悪の場合、差出人にも受取人にも届かず紛失につながる可能性もあるため注意しましょう。
実際に起きた失敗談から学ぶポイント
実際に『封があいて中身が抜けていた』『濡れて粘着がゆるんでいた』などの経験談はネット上にも多くあります。
こうした事例を見ると、たとえ面倒でも適切な方法で封をすることの大切さがわかります。
ひと手間を惜しまず、確実に届けるための工夫をすることが信頼にもつながります。
封をしっかり閉じるための補強テクニック
封筒の封が途中で開いてしまうトラブルを防ぐためには、封の仕方にひと工夫加えることが重要です。
以下のような補強テクニックを取り入れることで、安心して郵送できます。
2重のり付けでしっかり密閉
まず基本として、封筒のフラップ部分の内側全体にのりを塗るのがポイントで、さらに折り返し部分にも薄くのりを塗る「2重のり付け」をすることで、剥がれにくさが大きくアップします。
指やスティックではムラが出やすいため、スポンジやローラー式を使うと均一に仕上がります。
テープで裏から補強する方法
のり付けだけでは不安なときは、封をした部分の裏側(内側)から透明テープを軽く貼って補強するとより安心です。
表からは目立たず、接着力を高められるため、長距離の郵送や湿度の高い季節にも有効です。
当て紙+圧着でより強固に
封をしたあとに、当て紙(不要なはがきや厚紙など)を封じ目にあてて、しっかりと押さえながら密着させると、均等に圧がかかって密閉度が高まります。
特にスティックのりを使った場合は、数秒間しっかり押さえることでより強固に接着されます。
封かんシールやスタンプの使い方
のりやテープの他にも、封筒の封かんにはシールやスタンプといった便利でおしゃれなアイテムがあります。
この章では、それらの使い方と注意点を紹介します。
封かんシールはマナー違反じゃない?
封かんシールは補助的な役割として使うものであり、マナー違反ではありませんが、正式な文書の場合は、のりでしっかり封をした上で使うのが前提です。
のりなしでシールだけを貼るのは『手抜き』と見なされる可能性があるため、状況を見極めた上で使いましょう。
おしゃれに見せるスタンプ・ワンポイント例
スタンプやワンポイントの装飾は、カジュアルな手紙やギフト用途で好印象を与えるアイテムです。
動物や花のモチーフ、感謝のメッセージ入りのデザインなどを選べば、個性や気遣いが伝わります。
ただし、ビジネスや弔事などには使わないのが無難です。
郵送時に剥がれないシールの選び方
封かんシールを使う際は、粘着力の強さや素材に注意が必要です。
和紙素材や紙製シールはかわいい反面、配送中に剥がれやすいことがあるので長距離の郵送には、ビニールやクラフト紙との相性が良いしっかりしたシールを選ぶと安心です。
シーン別:封筒の閉じ方おすすめ早見表
どの方法で封をすればいいか迷ったときは、送る相手やシーンに応じて選ぶのがポイントです。
ここでは場面ごとの使い分けの目安をまとめます。
就職活動・履歴書は「のり」が鉄則
特に履歴書を郵送する際は、のりで丁寧に封を閉じるのが基本とされています。
また、封筒の裏面には「〆」の文字を入れるのが一般的です。
テープやシールは「雑に見える」と受け取られる恐れがあるため、避けるのが無難です。
さらに、封筒には送付書類名(履歴書在中など)を明記し、封入前には中身を二重確認する習慣も大切です。
採用担当者に提出する書類や履歴書などは、のりで封をするのが社会人としての基本的なマナーです。
信頼感や誠実さを伝える上でも、封の仕方ひとつが評価に関わる可能性があるため、丁寧に対応しましょう。
結婚式・葬儀では特にマナーを重視
なお、慶弔用の封筒では、封をした部分に「〆」の文字を書くことがありますが、これは封じ目を閉じたことを明示する日本独自の習慣であり、相手に対する敬意のしるしでもあります。
毛筆や筆ペンで書くのが正式ですが、最近では黒ペンで簡潔に書く例も見られます。
縦書きの封筒では中心に、横書きの場合は中央下部に小さく書くのが一般的です。
慶弔関連の手紙や案内状などでは、形式を重んじることが大切なので、のりで封をするのが通例であり、テープやシールだけの封かんは失礼とされる場合があります。
白無地の封筒にはのり+封じ目に「〆」の文字を書くなど、細かい気遣いも求められます。
普段のやり取りは「テープでもOK」
友人への手紙や職場でのちょっとした連絡書など、気軽な用途であればテープで封をしても問題ありません。
ただし、相手が目上の方や、あまり親しくない場合にはのりを選ぶほうが無難です。
フリマサイトでの発送は「テープ+シール」で安心
フリマアプリやネットオークションで商品を発送する際は、封筒の中身が重要な個人取引に関わることも多いため、封の強度が求められます。
のり+テープ、またはテープ+封かんシールの併用で封を補強しておくと安心ですが、特に防水や剥がれ対策が必要な場合は、クラフトテープや強粘着の透明テープを使いましょう。
親しい相手へのお礼状には「のり+シール」で気持ちを添えて
カジュアルだけど丁寧に伝えたい場面では、のりで封をした上に、ワンポイントのシールを貼ると気持ちが伝わりやすくなります。
例えば「Thank you」や「いつもありがとう」といったメッセージ入りの封かんシールを使えば、受け取った相手にも温かさが届き、手紙の内容だけでなく、封の仕方にも心づかいが表れます。
封筒の閉じ方にまつわるよくある疑問【FAQ】

封筒を閉じるときによくある疑問をQ&A形式でまとめました。ちょっとした迷いをここで解消しましょう。
「水で濡らすだけ」って失礼じゃない?
最近の封筒には水で濡らすだけで接着できる加工が施されているものもあります。
日常的な手紙であれば問題ありませんが、フォーマルな文書では乾くまでにしっかり押さえて封が閉じられているか確認しましょう。
手抜きに見られないよう、封じ目をきちんと整えることも大切です。
ただし、封筒の口をしっかり押さえておかないと自然に開いてしまうこともあるため、水のり加工タイプでも補強としてのりを併用するのが安心です。
水で濡らしただけの状態は接着が不完全な場合もあり、重要な文書には不向きとされます。
シール付き封筒はそのままでOK?
市販のシール付き封筒は便利ですが、剥がれやすいこともあるので、重要書類を送る際には、その上からのりやテープで補強するのが安心です。
特に長距離の郵送では、封が開かないよう対策しておくとトラブルを防げます。
弔事・慶事のマナーは違う?
弔事では落ち着いた白封筒を使用し、封じ目に「〆」を書くなどの配慮が求められます。
慶事では紅白ののし付き封筒などを使用し、丁寧なのり付けが基本です。
それぞれの文化的意味合いを尊重した使い分けがマナーとされています。
まとめ:のりとテープは「使い分け」がポイント
封筒の閉じ方には明確なルールはないものの、相手やシーンに応じた使い分けが求められます。
フォーマルな場面では「のり」、気軽な場面では「テープ」など、TPOを意識することがマナーの第一歩です。
また、トラブルを防ぐためには、しっかり封をして中身がこぼれないよう工夫することも大切です。
封かんシールやスタンプを活用すれば、見た目も気遣いもアップします。
自分の気持ちがしっかりと伝わるように、場面に合った方法で封を閉じましょう。
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