ペンギンって“羽”で数えるの?それとも“匹”?
動物の数え方って、知っているようで意外と迷うことがありますよね。
特にペンギンのように“鳥だけど飛べない”動物の場合、「羽? 匹? どっちが正しいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「ペンギンは羽?匹?どっちで数えるのが正しいの?」という疑問に対して、わかりやすく丁寧に解説していきます。
「なぜ“羽”なのか?」「“匹”は本当に間違いなのか?」といった素朴な疑問にも、しっかり答えます。
さらに、他の動物の意外な数え方や、英語との違い、学校や動物園での表現のされ方なども取り上げながら、知っておくとちょっと得する雑学もご紹介します。
日本語の奥深い助数詞の世界を、ペンギンをきっかけにのぞいてみましょう。
ペンギンってそもそも鳥なの?

見た目や動きだけを見ると、ペンギンが「鳥の仲間」だとは思えないかもしれません。
空を飛ばず、ヨチヨチ歩き、水中を泳ぐ姿が印象的なため、「鳥ではなく動物」と考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、分類学的にペンギンはれっきとした鳥類です。
ペンギンは卵を産み、体は羽毛で覆われており、翼にあたる部位も持っています。
これらは鳥類に共通する特徴であり、空を飛べるかどうかは分類の決め手ではありません。
ペンギンの翼は、他の鳥のように羽ばたくためではなく、水中を泳ぐために進化したものです。
飛ぶ代わりに、水の中を羽ばたくように泳ぐ姿は、まさに空を飛ぶのではなく海を飛ぶ鳥ともいえるでしょう。
このような背景を知ることで、「ペンギンは羽で数えるのか?」という疑問への答えも、より納得できるものになってきます。
ペンギンの数え方は「羽」?「匹」?どっちが正しい?

ペンギンを数えるとき、「羽(わ)」と「匹(ひき)」のどちらを使うのが正しいのか、迷ったことはありませんか?
テレビや図鑑、動物園の案内などで両方の表現を見かけたことがある方も多いでしょう。
実はどちらも耳にする表現ではありますが、「正しい数え方」は明確に理由があります。
以下で詳しく見ていきましょう。
どちらを使うのが正解?
結論から言えば、ペンギンの正式な数え方は「羽」です。
これは、日本語の助数詞のルールに基づいた表現であり、また、ペンギンが鳥類であるという科学的根拠にも合致しています。
ただし、「匹」と表現しても、日常会話やSNS、軽い雑談の中であれば問題になることはまずありません。
「ペンギンが1匹歩いてきた」という表現が不自然に感じられないのは、すでに“ペンギン=かわいい動物”というイメージが定着しているからとも言えるでしょう。
ただし、教育現場、公式文書、図鑑、報道、解説パネルなど、正しさが重視される場面では「羽」を使うのが基本です。
間違った表記と捉えられないよう、フォーマルな場面では「羽」を使うことをおすすめします。
つまり、「羽」が正解、「匹」は日常用語として許容範囲、と覚えておけばOKです。
「羽」を使う理由とその背景
日本語における「羽(わ)」という助数詞は、主に鳥類を数えるときに使われます。
これは空を飛ぶかどうかに関係なく分類上、鳥類であればすべて「羽」で数えるのが基本となっています。
ペンギンは空を飛ばないものの、生物学的には立派な鳥類です。
翼の形が進化して水中を泳ぐためのヒレのようになっているだけで、基本的な特徴は他の鳥と同じです。
卵を産み、羽毛があり、温かい血液を持ち、くちばしもある。これらすべてが鳥類の条件を満たしています。
さらに、辞書・図鑑・教科書・動物園の解説パネルなど、信頼性の高い資料では、ペンギンは一貫して「羽」で表記されています。
たとえば、「〇〇動物園で3羽のペンギンが誕生しました」などのように使われています。
つまり、「羽」を使うのは、日本語の助数詞としての正しい用法であり、かつ生物学的な分類にも合致した表現というわけです。
「匹」を使うケースもある?
それでも「ペンギンが1匹いたよ」と表現しているのを耳にすることもありますよね。
実際、日常会話では「匹(ひき)」が使われることも少なくありません。
なぜ「羽」ではなく「匹」が使われることがあるのでしょうか?
理由はいくつかありますが、まず1つは見た目の影響です。
ペンギンは飛ぶことができず、地上ではヨチヨチと歩く姿が印象的で、その姿は、どちらかというと犬や猫、小型哺乳類などの動物に近いと感じる人も多く、自然と「匹」という助数詞が当てはめられてしまうのです。
さらに、犬や猫、ハムスターなど、私たちが日常的に接する多くの小動物は「匹」で数えます。
こうした慣れによって、「動物=匹」と無意識に結びつけている人が少なくないのです。
また、SNSやカジュアルな文章、バラエティ番組などでは、厳密さよりも親しみやすさや表現の柔らかさを重視するため、「1匹のペンギン」という言い回しがあえて使われることもあります。
これは間違いというよりは、あえて崩した言葉遣いともいえるでしょう。
このように、「匹」を使うことがあるのは、ペンギンの見た目や文化的な感覚に起因しており、日常会話では大きな違和感はありません。
学校や動物園ではどう教えているの?

教育現場や公共施設では、数え方に対して明確な基準が設けられています。
たとえば、小学校の国語の教科書では、「鳥は“羽”で数える」と教えられ、ペンギンもその対象として例示されることがあります。
また、動物園や水族館でも、公式の展示案内や解説パネルでは「1羽のペンギン」「5羽のペンギン」といった表記が使われており、「羽」が標準的な助数詞として採用されています。
こうした場所では、専門的な知識や正確な表現が求められるため、「羽」で統一されているのです。
子どもに正しい日本語を教える立場の先生や、解説を通じて動物の知識を伝えるガイドさんなども、「羽」を選ぶことがほとんどです。
そのため、子どもと一緒に動物を見に行くときや、動物について説明する場面でも「ペンギンは“羽”で数えるんだよ」と教えてあげると自然で、学びにもつながります。
動物の数え方にはルールがある?
日本語には「助数詞」と呼ばれる数え方が存在します。
これは、ものの種類や形、性質に応じて、数える言葉を変えるという特徴的な言語文化です。
動物に関してもこのルールが適用されていて、以下のように分類されることが多いです。
- 小動物(犬・猫・ウサギ・ネズミなど)→ 匹
- 大型動物(馬・牛・象・クジラなど)→ 頭
- 鳥類(スズメ・カラス・ペンギン・鶴など)→ 羽
- 魚類(マグロ・サバ・金魚など)→ 尾
ただし、これらのルールはあくまでも“慣習”によるものであり、すべてが厳密に決まっているわけではありません。
地域によって表現が異なったり、古い言い伝えが反映されていたりと、柔軟性があるのも日本語の面白いところです。
【雑学】うさぎも「羽」で数えるのはなぜ?
「ウサギは“羽”で数える」と聞くと、驚く方も多いのではないでしょうか。
これはペンギン以上に“意外な数え方”として有名な雑学のひとつです。
↓↓詳しくはこちらの記事をご覧ください。

英語ではどう数える?ペンギンの数え方の違い
英語には、日本語のような「助数詞」の概念がないので、ペンギンを数えるときも非常にシンプルです。
- 1羽のペンギン → a penguin
- 2羽のペンギン → two penguins
何羽でも単に、数 + penguins という形になります。
日本語のように、「匹」「羽」「頭」などの単語で種類ごとに数え方を変える必要がないため、英語学習者からすると簡単に思えるかもしれません。
ただし、その分、助数詞によって感覚的に物事を細かく分類・把握できる日本語は、言葉の奥深さを持っています。
日本語の助数詞文化は、日本人の繊細な感覚や分類意識の表れとも言えるでしょう。
他の動物の数え方と比較してみよう

ペンギンのように「これってどう数えるの?」と迷う動物は他にもたくさんいます。
以下に代表的な動物と、その一般的な数え方を一覧でご紹介します。
- うさぎ → 羽(昔の文化的背景による)
- 犬・猫 → 匹(一般的な小動物)
- 馬・牛 → 頭(大型家畜)
- 鶴・鳩 → 羽(鳥類)
- クジラ・イルカ → 頭(大型哺乳類)
- 魚 → 尾(泳ぐ生物)
- ヘビ → 匹 または 条(形状により変化)
助数詞は、見た目・分類・文化的な意味合いなど、さまざまな要素が組み合わさって決まることが多く、一概に「この動物はこれ!」と決めつけるのが難しいケースもあります。
よくある質問(FAQ)
Q1:ペンギンの数え方、「匹」と言っても間違いではない?
ペンギンは鳥類なので正式には「羽」で数えます。
ただし、会話の中では「匹」と言っても意味は通じるため、完全に間違いというわけではありません。
ただし、公的な文書や教育の場では「羽」を使うのが一般的です。
Q2:他に「羽」で数える動物ってどんなのがいますか?
「羽」は鳥類全般を数える助数詞です。
スズメ、ツバメ、カラス、インコ、鶴など、空を飛ぶ鳥はもちろん、ペンギンやダチョウのような飛べない鳥も「羽」で数えます。
例外としてウサギも「羽」で数えることがあります。
Q3:英語でペンギンを数えるときはどう言うの?
英語には日本語のような助数詞がないため、単に「a penguin(1羽のペンギン)」「two penguins(2羽のペンギン)」のように数を付けて表現します。とてもシンプルです。
Q4:動物の数え方に決まったルールはあるの?
助数詞にはある程度の慣習や分類がありますが、厳密なルールは存在しません。
例えば、大きな動物は「頭」、小さな動物は「匹」、鳥類は「羽」と使われますが、文化的背景や地域差によって変わることもあります。
ペンギンの数え方は「羽」?それとも「匹」?正解と使い分けを徹底解説 のまとめ
ペンギンは見た目こそ飛ばないけれど、生物学的には鳥類に分類されるため、正式な数え方は「羽」が正解です。
「匹」と言っても日常会話では違和感は少ないものの、公的な場では避けるのが無難で、学校・水族館・図鑑などでは「羽」で表記されていることが多いです。
ウサギやヘビのように、数え方に文化的背景がある動物も多く、日本語の奥深さが感じられます。
ペンギンの数え方をきっかけに、他の動物の助数詞にも目を向けてみると、言葉の面白さを再発見できるかもしれませんね。
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