正味(しょうみ)という言葉は、日常の会話でもSNSでもよく見かけるようになりました。
「しょうみ〜やと思う」「しょうみ、これ好き」など、気軽に本音を添える言い方として広まっていますが、「どんな意味なんだろう」「関西弁なの?若者言葉なの?」と迷うこともあるかもしれません。
じつは私自身も、「しょうみ」「しょーみ」「ショーミ」という言い方を見聞きしても、それが漢字の「正味」とつながっているとはまったく思いませんでした。
聞いた感じの軽さと、漢字の持つ“正確”とか“中身だけ”といったまじめな印象が、自分の中で一致していなかったからです。
だからこそ、「意味は知っているつもりだけど、本当のところはよく分からない」「若い人の言い方なのかな?」と感じる方がいても自然なことだと思います。
この記事では、そんな“しっくりこない”気持ちも大事にしながら、言葉の背景やニュアンスをやさしく整理していきます。
正味(しょうみ)の意味とは?関西弁から若者言葉までやさしく解説
正味(しょうみ)という言葉は、ふだんの会話でもSNSでもよく見かけますが、場面によって意味が少しずつ変わることがあります。この章では、まず「正味」という言葉がもともとどんな意味を持ち、どんなふうに使われているのかをやさしく整理していきます。
正味(しょうみ)の本来の意味をやさしく整理
「正味(しょうみ)」の本来の意味は、とてもシンプルに言うと「実際のところ」「ありのまま」「中身だけ」というニュアンスです。
辞書では難しい言い回しが使われることもありますが、身近な言葉に置きかえると、余計なものを取りのぞいた“本当の部分だけ”を指しています。
普段の会話で「しょうみ〜だと思う」と言うときは、「本音を言うと」「実際のところは」という気持ちがこもっています。
ケンカ腰でもなく、軽い本音をやわらかく伝えるときに使われることが多いので、日常的にも馴染みやすい言葉です。
商売や数量で使う「正味」の意味
商売の世界で使う「正味」には、少し実用的な意味があります。
食べ物や商品を扱うときに「正味○○グラム」という表現があり、これは“容器や包装を入れない中身だけの重さ”を表します。
たとえばフライパンに油を入れる前の量を「正味で○○ml」と言ったり、「正味価格」は“手数料などを引いたあとの実際の金額”という意味で使われます。
「中身だけ」「本当の量や値段」というイメージさえあれば十分理解できるので、日常会話の「しょうみ」と同じく“余計なものをのぞいた部分”という発想でつながっています。
日常会話で使う「正味な話」「しょうみ」のニュアンス
日常会話で「正味(しょうみ)な話〜」と言うときは、「ちょっと本音を言うね」「遠回しにせずに言うと…」というやさしい前置きのような役わりがあります。
たとえば、
- しょうみ、この服けっこう似合ってると思う
- 正味な話、今日はちょっと疲れた
など、気持ちをそのまま軽く伝えたいときに使われます。
「本当のことを言うよ」と強く主張するよりも、やわらかく距離を縮める言い方になるため、友達同士の会話でもとても便利な言い回しです。
「しょうみ」を使った例文と使い方のコツ
しょうみという言葉は、思っていることを少しやわらかく伝えたいときに役立ちます。
言いすぎにもならず、控えめすぎてもいない、ちょうどよい距離感の言葉です。
例文をいくつか挙げると、
- しょうみ、今日の映画は想像より良かった
- しょうみ、このカフェまた来たい
- しょうみ、まだ自信ないけど頑張ってみたい
など、気持ちや感想をそのまま伝えるときに自然に使えます。
コツとしては、相手をおどろかせるような強い主張よりも、「ちょっと言ってみるね」という軽さで使うと、言葉のやわらかさがより生きてきます。
「実際」「本音」など似た言葉とのちがい
しょうみと近い意味の言葉には、「実際」「本音」「ほんまのところ」などがあります。ただ、同じように見えても、伝わり方が少しずつ違います。
- 実際:事実を淡々と言う印象で、少し固めの表現
- 本音:感情が強く出るため、ストレートすぎる場合がある
それに比べて「しょうみ」は、やわらかい雰囲気を保ちながら言いたいことを伝えられるため、相手が構えずに聞けるという特徴があります。
どれが正しいというより、場面や相手との関係で自然に使い分けると、やさしい印象で気持ちを届けられます。
「正味」という言葉の由来と成り立ち
「正味」はもともと商売や商品を扱う場で使われていて、「正しい中身」という考え方から生まれた言葉です。「正」は“まじりけがない”“まっすぐ”という意味があり、「味」は“内容や中身”を指すといわれています。
そこから、「本当のところ」「実際の部分」というイメージが広がり、だんだん会話でも使われるようになりました。
言葉の背景を知ると、今わたしたちが自然に使っているニュアンスともつながっていて、より身近に感じられるようになります。
しょうみは関西弁?若者言葉?今どきの使われ方
「しょうみ」という言葉は、関西の話し方として知られている一方で、最近は若い世代を中心に全国へ広がり、SNSでもよく見かけるようになりました。この章では、地域による違いや若者言葉としての使われ方を、やさしい言葉で分かりやすくまとめていきます。
関西弁としての「しょうみ」の意味と雰囲気
関西では昔から「しょうみ」がよく使われていて、「ほんまのところはね」という軽い本音を伝えるときにぴったりの言葉として親しまれています。堅苦しくならず、ちょうどいい距離感で気持ちを表せるため、友人や家族との会話でも自然に登場します。
たとえば「しょうみ、あれ美味しかったで」「しょうみ今日はしんどいわ」のように、正直な気持ちをやわらかく添えるイメージです。関西弁の明るさや親しみやすさもあって、聞いた側も受け取りやすい言い回しになっています。
「しょうみどうなん?」の意味とよくあるシーン
「しょうみどうなん?」は関西の会話でとてもよく出てくるフレーズで、「実際のところどう思ってる?」「本音を聞かせて?」という気軽な質問の形です。
相手を追い詰めるような強い言い方ではなく、「ちょっと聞いてみたいねん」というやさしい雰囲気があるので、友達同士の相談や雑談でよく使われます。軽く気持ちを聞きたいときに便利な表現です。
若者言葉の「しょうみ」と「しょーみ」の違い
最近の若い世代では、「しょうみ」よりも「しょーみ」の表記をSNSでよく見かけます。意味はほとんど同じですが、語感がより軽く、より親しみやすい雰囲気になります。
「しょーみ」はテンションをやわらかくしたり、ふざけた感じを出したりしたいときに使われることもあり、会話のトーンに合わせて使い分けられています。少し遊び心のある言い方として広まっているのが特徴です。
SNSで広まった「しょうみ」の使い方
Twitter(X)やTikTokなどでは、正直な気持ちをサラッと書きたいときに「しょうみ」がよく使われます。「しょうみ今日のライブ最高だった」「しょうみこの組み合わせ最強」など、感想や気分を軽く伝えるときにぴったりです。
SNS特有のテンポの良さや、短い文でも気持ちが伝わる点から、しょうみは相性がよく、日常的に使われるキーワードとして広まっています。
地域や世代によって変わる「しょうみ」の受け止め方
しょうみは全国で知られるようになってきましたが、感じ方は世代や地域によって少しずつ違います。関西では自然な日常語として受け入れられていますが、関東では「軽い本音を言っている感じ」が強く伝わるため、ややくだけた印象を持つ人もいます。
また、若い世代は気軽に使いますが、年上の人の中には「少しカジュアルすぎる」と感じる場合もあります。ただし、言い方が強くなく、優しい雰囲気を保てる言葉なので、世代をまたいで会話の距離を縮めやすいという良さもあります。
しょうみの表記ゆれ|漢字・ひらがな・カタカナの違い
「しょうみ」という言葉は、書き方によって少しだけ雰囲気が変わります。漢字で書くか、ひらがなで書くか、カタカナにするかで印象が違うため、この章ではそれぞれの使われ方をやさしく整理していきます。
漢字「正味」を使うときのポイント
漢字の「正味」は、数字や重さ、値段など“はっきりした中身”を表すときに使われることが多い書き方です。たとえば「正味500グラム」「正味金額」「正味何日」というように、少しきちんとした印象になります。
また、文章で改まった説明をしたいときにも漢字が使われやすく、「この商品の正味は〜」と書くと読み手も内容をしっかり受け止めやすくなります。ふだんの会話よりも、少しだけ丁寧に伝えたい場面に向いている表記です。
ひらがな「しょうみ」がぴったりな場面
ひらがなの「しょうみ」は、やわらかい雰囲気があり、日常会話やSNSではもっともよく使われる形です。気持ちをそのまま書きたいとき、相手に親しみを込めて伝えたいときにも自然に使えるので、表現としてとても便利です。
たとえば「しょうみ今日は疲れた」「しょうみ嬉しい」など、気軽に気持ちを添えたいときにぴったりです。漢字に比べると堅くならず、読み手にも近い距離で届く書き方になります。
カタカナ「ショーミ」や「しょーみ」のくだけた印象
カタカナの「ショーミ」や、伸ばし棒を入れた「しょーみ」は、よりくだけた遊び心のある言い方になります。主に若い人たちのあいだでSNSを中心に広まっており、軽い気持ちやふざけたニュアンスを含めたいときにも使われます。
「しょーみこの曲すき」「ショーミ、これ天才では?」のように、気持ちをパッと表したいときに向いています。文章の雰囲気が一気にカジュアルになる書き方なので、仲のいい相手やネット上で使うのにちょうどよい表記です。
しょうみの変化とこれからの使われ方
「しょうみ」という言葉は、昔からあるのに、使われ方や受け止められ方は少しずつ変わってきました。この章では、時代による変化や、今後どんなふうに使われていきそうかを、むずかしくない言葉でまとめていきます。
昔と今で変わってきた「正味/しょうみ」のイメージ
もともと「正味」は商売の場で使う言葉でしたが、少しずつ日常会話にも広がり、「実際のところ」「本当の気持ち」という軽い本音を伝える言葉として定着してきました。
以前は関西を中心に使われていた印象が強かったのに対し、今ではSNSを通して全国に広がり、若い世代の会話でもごく自然に使われます。言葉が人づき合いの中でゆっくりと形を変えていく様子が感じられる言葉でもあります。
言葉がカジュアルになった背景
しょうみが親しまれている背景には、今のコミュニケーションが「かるく気持ちを伝える言い方」を求める場面が多いことがあります。強くはっきり言い切るよりも、やわらかく気持ちを添える表現が好まれるようになり、「しょうみ」はそのちょうどいい加減の言葉として広まっていきました。
また、SNSでは短い文が中心になるため、少ない文字で気持ちを伝えられる言葉が広がりやすく、しょうみの手軽さと親しみやすさが相性ぴったりだったことも関係しています。
目上の人やビジネスシーンではどう感じられる?
しょうみは親しみやすくて便利な一方、ビジネスの場面や初対面の相手には、ややカジュアルに感じられることもあります。「正直に言うと…」という気持ちを伝える言葉ではありますが、聞く側によっては軽い印象になる場合があるため、場面を選んで使うと安心です。
もちろん、使うことが悪いわけではなく、相手との距離感や場の雰囲気に合わせることが大切です。やわらかな空気を作りたいときには便利ですが、少し丁寧にしたいときは別の表現を選ぶのが自然です。
ていねいに言いたいときの言い換えフレーズ集
しょうみをそのまま使うとカジュアルすぎると感じる場面では、少し言い換えるだけで印象が落ち着きます。たとえば、
- 正直にお伝えすると
- 実のところは
- 率直に申し上げると
- 個人的な気持ちになりますが
といった表現が使えます。
どれも「本当の気持ち」をやわらかく伝えられる言い回しなので、言葉を少し変えるだけで自然な会話になります。相手に負担をかけずに気持ちを伝えたいときにも役立ちます。
今の日本語で「しょうみ」がもつ役わりとこれから
しょうみは、強すぎず、弱すぎず、ほどよい“本音のワンクッション”として現代の会話に溶け込んでいます。気持ちを伝えるときのハードルを下げてくれる、やさしい働きを持った言葉ともいえます。
これからもSNSや動画など、テンポのよいコミュニケーションが続くかぎり、しょうみの使われ方はますます幅が広がっていくと考えられます。気軽に本音を言える言葉として、今後も長く親しまれていきそうです。
しょうみを自然に使うためのちょっとしたコツ

しょうみという言葉は、気持ちを軽く添えるのにとても便利ですが、使う場面によって響きが変わります。この章では、日常で使いやすくするためのちょっとしたコツをやさしく紹介します。
気軽な会話で「しょうみ」を上手に使うポイント
気の置けない友達や家族との会話では、「しょうみ」はとても自然に使える言葉です。気持ちをストレートに言いすぎず、でも隠しすぎず、ちょうどよいバランスで本音を伝えられます。
たとえば「しょうみ今日ちょっとしんどかった」「しょうみ、この映画好きかも」など、ふっと心に浮かんだことをそのまま伝えたいときに向いています。深刻な空気を作らずに、自分の気持ちを軽く表現できるところが魅力です。
控えたほうがいい場面とその理由
便利な言葉ではありますが、初対面の人や目上の人との会話では、少しカジュアルすぎる印象が出ることがあります。「本音を言うね」という気軽な言い方なので、場の雰囲気によっては砕けて聞こえてしまうこともあります。
だからといってNGということではなく、「相手との距離感がまだつかめないな」と感じる場合は、使う量を少し控えめにすると安心です。慣れてきて空気がやわらかくなってから使う方が、自然に感じてもらいやすいこともあります。
失礼に聞こえにくい言い換えのヒント
しょうみと同じように気持ちを伝えたいけれど、少しだけ丁寧にしたいときは、ほんの少し言い換えるだけで印象が変わります。
「正直に言うと」「実はね」「本当のところは」というようなフレーズは、やさしい気持ちを添えたまま言いたいことを伝えるのにぴったりです。ちょっとした言葉の選び方で、相手に与える印象は大きく変わるものなので、場に合わせて自然に使い分けると安心です。
正味(しょうみ)という言葉のQ&A(FAQ)

ここでは「しょうみ」という言葉について、日常でよくある疑問をやさしい言葉でまとめています。使い方に迷ったときのちょっとしたヒントとして役立ててみてください。
Q. 正味(しょうみ)は失礼な言い方?
しょうみは、かたくない言い方のため、相手や場面によっては少しくだけた印象になることがあります。ただ、「失礼」というよりも「フランクな言い方だな」と感じられる程度なので、親しい人との会話なら問題ありません。
目上の人や仕事の場面では、少し丁寧にしたい場合が多いので、「正直にお伝えすると」「本当のところは」といった表現に言い換えると安心して使えます。
Q. 「しょうみどうなん?」は関西だけで使う言葉?
「しょうみどうなん?」は関西でよく使われる表現ですが、今ではSNSなどを通して全国にも知られるようになりました。意味としては「実際どう思ってる?」「本音はどう?」という軽い質問のニュアンスがあります。
関西らしい明るい雰囲気がそのまま残るため、関東の人が使うと少しなじみがない印象を受けることもありますが、言葉としては広まりつつあります。
Q. 若者言葉の「しょーみ」とは何がちがう?
「しょうみ」も「しょーみ」も意味はほとんど同じですが、「しょーみ」はよりカジュアルで、遊び心のある言い方として使われます。SNSや友達同士の会話では「しょーみ」の方が軽やかな印象になりやすく、文章の雰囲気がやわらかくなります。
丁寧に書きたいときはひらがなの「しょうみ」、気軽に気持ちを伝えたいときは「しょーみ」と使い分ける人も多いです。
Q. 「正味」と「本音」「実際」はどう使い分ければいい?
「実際」は事実をそのまま述べる固めの言い方、「本音」は感情が強めに伝わる表現です。それに対して「しょうみ」は、やわらかく気持ちを伝えたいときにぴったりの表現です。
・実際:事実をそのまま話したいとき
・本音:気持ちを強めに言いたいとき
・しょうみ:やさしく気持ちを添えたいとき
というイメージで、自然に使い分けると気持ちが伝わりやすくなります。
文章に書くときは「正味」と「しょうみ」どちらがいい?
文章でどちらを使うかは、伝えたい雰囲気で選ぶと自然です。説明文や少しかしこまった文章なら漢字の「正味」が向いています。
一方、ブログやSNS、日記のような気軽な文章なら「しょうみ」とひらがなにすると、読み手にやわらかい印象を届けられます。どちらが正しいというより、使う場面に合わせるだけで読みやすくなります。
まとめ|正味(しょうみ)の意味と上手な使い方をおさらい
正味(しょうみ)は、むずかしそうに見えて、実はとても身近で使いやすい表現です。
「実際のところ」「本当の気持ち」という意味をやわらかく伝えられるため、気軽な会話でほどよい距離感を作ってくれます。日常では軽い本音を伝えるときに自然に使えますし、SNSでも短い言葉で気持ちを添えられる便利さがあります。
関西弁として親しまれてきた一方で、今では若い世代を中心に全国へ広まり、言い方も「しょうみ」「しょーみ」などいろいろな形で使われています。
ただ、少しかしこまった場面や、初めて話す相手にはカジュアルに聞こえることもあるため、雰囲気を見ながら使い分けると安心です。
丁寧に言いたいときは「正直に言うと」「実のところは」などの言い換えも役に立ちます。
意味や使い方を知っておくだけで、会話の幅がぐんと広がる言葉です。
この記事で、自分ではあえて口にしなくても、耳に入ってきたときに意味が分かるくらいになってもらえたらうれしいです。
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