焼肉屋さんやご当地グルメの特集などで、「韓国冷麺」や「盛岡冷麺」という名前を見かけることが増えましたよね。
見た目がよく似てるので同じものだと思っていましたが実は違っていました。
この記事では、韓国冷麺と盛岡冷麺の違いを、麺の材料やかたさ、スープの味わい、具材の違いにくわえて、それぞれが生まれた背景やどんな場面で食べられているのかなどについてまとめました。
はじめに|韓国冷麺と盛岡冷麺ってどんな料理?

韓国冷麺と盛岡冷麺は、どちらも「冷たいスープに細い麺」という共通点があるので、同じような料理だと思われがちですが実際には、使っている麺の材料やスープの味、具材の組み合わせなどに大きな違いがあります。まずはざっくりと2つの冷麺のイメージをそろえながら、「なんとなく似ているけれど、どこが違うのか」をやさしく整理していきます。
なぜ「韓国冷麺」と「盛岡冷麺」はよく比べられるの?
韓国冷麺と盛岡冷麺がよく比べられる理由のひとつは、見た目がかなり似ているからです。
どちらも透明感のある細い麺を使い、キンと冷えたスープに、ゆで卵やきゅうり、お肉、キムチなどをのせていただきます。
また、焼肉店などで「冷麺」とだけ書かれている場合も多く、「これは韓国冷麺? 盛岡冷麺?」と迷ってしまうこともありますよね。名前に「冷麺」と付く2つの料理が日本で広く知られるようになり、「違いが知りたい」と思う人が増えたことも、比較されやすい理由のひとつです。
冷麺が人気になっている理由
冷麺が人気になっている理由には、いくつかのポイントがあります。
まず、暑い季節でもさっぱりと食べやすく、のどごしがよいことと、油っぽい料理のあとや焼肉のしめにもぴったりで、「最後に冷たい麺を少しだけ」という気分に合うメニューでもあります。
韓国料理ブームやご当地グルメブームの中で、「本場の味」「盛岡名物」として紹介される機会が増え、冷麺そのものへの注目も高まっています。
韓国冷麺と盛岡冷麺の大きな違い
ここでは、「結局どこが違うの?」というポイントを先にまとめておきます。
麺の原料とかたさの違い
韓国冷麺の麺は、そば粉やでんぷんなどを使った、少しグレーがかった色と強い弾力が特徴で、麺を噛むと「キュッ」「ムチッ」とした独特のかたさがあり、はさみで切ってから食べるお店もあるほどです。
一方、盛岡冷麺の麺は、主に小麦粉とでんぷんを使った、より透明感のある白っぽい色で、つるつるとしたのどごしと強いコシがあります。
どちらもかための麺ですが、「噛みごたえ重視の韓国冷麺」と「弾力となめらかさが同居した盛岡冷麺」というように、食べたときの印象が少し違います。
スープの味わいと辛さの違い
韓国冷麺のスープは、牛骨や鶏がらなどからとったダシをベースに、ほんのり酸味と甘みのある、さっぱりした味が多いです。
お店によっては、キムチの漬け汁を加えて、すっきりとした辛さを出していることもあります。
一方、盛岡冷麺のスープは、牛や鶏のダシに、果物の甘みやしょうゆベースの味を合わせた、コクのあるスープが特徴です。別皿の辛いタレを少しずつ加えながら、自分好みの辛さに調整していくスタイルが多く、「最初は甘めで、あとからじんわり辛くなる」味わいを楽しめます。
具材や見た目の違い
具材はどちらも、ゆで卵、きゅうり、キムチ、チャーシューや牛肉などを使うことが多く、一見するとよく似ていますが、韓国冷麺では、なしやりんごなどの果物のスライスがのっていることが多く、さっぱり感と上品な甘みをプラスしています。
盛岡冷麺でもスイカやりんごなどが添えられることがありますが、全体としては麺の透明感やスープのツヤがより強く、器の中でのコントラストがはっきりしている印象です。

見た目や盛りつけをよく見比べると、「同じ冷麺でも、雰囲気が少し違うな」と感じられると思います。
冷麺の基本をチェック|そもそも「冷麺」とは?
ここからは、「冷麺」という言葉そのものについて整理していきます。韓国の冷麺と日本の冷麺では、イメージしている料理が少し違うことも多いため、一度基本をおさえておくと、メニュー選びで迷いにくくなります。
冷麺の意味と主な特徴
「冷麺」とは、その名の通り、冷たいスープに入った麺料理のことを指し、しっかり冷やしたスープに、細めの麺を合わせて食べるのが基本の形です。
麺は、そば粉や小麦粉、でんぷんなどを組み合わせて作ることが多く、つるつるとしたのどごしと、しっかりしたかたさが特徴です。
トッピングには、ゆで卵、きゅうりの細切り、キムチ、お肉、果物などがよく使われます。
温かいラーメンとは違い、さっぱりしているのに満足感もあるため、季節を問わず好まれるメニューになっています。
韓国と日本で少し違う「冷麺」のイメージ
韓国で「冷麺」といえば、平壌(ピョンヤン)冷麺や咸興(ハムン)冷麺など、もともと北の地域で食べられていた伝統的な麺料理を思い浮かべる人が多いです。
そば粉やでんぷんを使ったかための麺と、牛骨などからとったあっさりしたスープの組み合わせが定番です。
一方、日本では、焼肉店で出てくる韓国風の冷麺や、盛岡冷麺を「冷麺」とまとめて呼ぶことも多く、「冷たいスープに入ったさっぱりした麺」というくらいの広いイメージで使われていることもあります。
このように、国や地域によって「冷麺」と聞いて思い浮かべるものが少し違うため、「韓国冷麺」と「盛岡冷麺」という言い分けが生まれました。
地域やお店ごとに違う冷麺スタイル
冷麺は、地域やお店によってスタイルが大きく変わる料理でもあります。
同じ「韓国冷麺」と言っても、スープの味つけが濃いめだったり、酸味をきかせていたり、キムチがたっぷり入っていたりと、お店ごとの個性がはっきり出ます。
盛岡冷麺も、麺の太さやコシ、スープの甘さと辛さのバランスは、お店によって少しずつ違います。
また、日本各地の焼肉店では、韓国風と盛岡風をミックスしたようなオリジナル冷麺を出しているところもあり、「これが正解」という形はひとつではありません。
そうした違いを楽しみながら、「自分の好きな冷麺」を探してみるのも楽しみのひとつです。
韓国冷麺についてくわしく|水冷麺とビビム冷麺

ここからは、韓国冷麺に焦点を当てて見ていきます。同じ韓国冷麺の中でも、「水冷麺」と「ビビム冷麺」という2つのスタイルがあり、味わいがかなり違います。それぞれの特徴を知っておくと、気分や好みに合わせて選びやすくなります。
韓国冷麺が生まれた背景と歴史
韓国冷麺は、もともと冬に食べられていた料理だと言われています。
寒い地域で、よく冷えた井戸水や雪解け水を使い、そば粉などで作った麺を冷たいスープに入れて食べたのが始まりとされています。
やがて、暑い季節にもさっぱり食べられる麺として人気が広がり、今では一年中楽しめる定番メニューになりました。
朝鮮半島の北側ではそば粉がよく使われ、南の地域ではさつまいもやじゃがいものでんぷんが多く使われるなど、地域によって麺の材料の違いもありました。
こうした歴史や背景が、現在の韓国冷麺の多様さにつながっています。
韓国冷麺の麺・スープ・具材の特徴
韓国冷麺の麺は、細くて長く、強い弾力があるのが特徴です。
そば粉とでんぷんをまぜて作ることが多く、噛むと「キュッ」とした独特のかたさを感じます。
スープは牛骨や鶏がらなどからとったダシに、少しの酢や砂糖、塩などを合わせた、透明感のある味わいです。
あっさりしているのに、じんわりコクがあるのが魅力です。
具材には、ゆで卵、牛肉の薄切り、きゅうり、なしやりんご、キムチなどがよく使われますが、果物の自然な甘みがスープに溶け込み、さっぱりとした中に華やかさを添えてくれます。
水冷麺とビビム冷麺の違い

韓国冷麺には、大きく分けて「水冷麺」と「ビビム冷麺」という2種類があります。
水冷麺は、冷たいスープに麺が入ったタイプで、透き通ったスープをズズッと飲みながら楽しむスタイルです。
酸味と甘みのバランスがよく、辛さはお店や好みによって調整することが多いです。
一方、ビビム冷麺は、スープはほとんど使わず、コチュジャンをベースにした甘辛いタレと麺をよく混ぜて食べるタイプです。
見た目は赤く、辛さがしっかりしていることが多いですが、甘みもあるのでクセになる味わいです。
同じ冷麺でも、「さっぱりスープ派は水冷麺」「しっかり辛い味が好きならビビム冷麺」といったように、選ぶ楽しさがあります。
盛岡冷麺についてくわしく|誕生のきっかけと今の人気

次は、日本のご当地グルメとして知られる盛岡冷麺について見ていきます。韓国冷麺をルーツにしながらも、日本人の舌に合うように工夫されて生まれたのが盛岡冷麺です。その成り立ちや特徴を知ると、「なぜ盛岡で冷麺が有名なのか」がより身近に感じられます。
盛岡冷麺が生まれたきっかけ
盛岡冷麺は、戦後の岩手県盛岡市で、韓国や朝鮮半島出身の人たちが作っていた冷麺をもとに、日本人にも食べやすいように工夫して生まれた料理だとされています。
そば粉をあまり使わず、小麦粉とでんぷんを中心にして、より透明感のある麺に仕上げたことで、見た目も美しく、のどごしのよい冷麺になりました。
日本の家庭や外食文化に合わせて、スープの味つけや辛さの調整もしやすいように改良され、その結果として「盛岡といえば冷麺」と言われるほどのご当地名物になっていきました。
盛岡冷麺の麺とスープの工夫
盛岡冷麺の麺は、透明感があり、弾力が強く、噛みごたえがある一方で、つるつるとしたのどごしの良さも大きな魅力です。
小麦粉とでんぷんの配合を工夫することで、この独特の食感を生み出しています。
スープは、牛や鶏などのダシをベースに、果物の甘みやしょうゆなどを合わせた、ほんのり甘くてコクのある味わいです。
別添えの辛いタレを少しずつ加えることで、自分の好みの辛さに調整でき、「最初はやさしい味、あとからピリッと辛く」という変化も楽しめます。

この「甘さと辛さのバランス」と「強いコシのある麺」の組み合わせが、盛岡冷麺ならではの大きな特徴です。
盛岡三大麺のひとつとしての盛岡冷麺
盛岡冷麺は、「わんこそば」「じゃじゃ麺」とならぶ、盛岡三大麺のひとつとして有名です。
わんこそばは小さなお椀に次々とそばがよそわれる楽しいスタイル、じゃじゃ麺は太めの麺に肉みそやきゅうりをのせて混ぜて食べる、まぜ麺のような料理です。
その中で盛岡冷麺は、つるっとした冷たい麺と、甘辛いスープが特徴のさっぱり系のポジションを担っています。
観光で盛岡を訪れる人が「三大麺を制覇しよう」と食べ歩きをすることも多く、その中で盛岡冷麺の知名度もさらに高まりました。
ご当地グルメとしてのストーリーも、人気を支える大切な要素になっています。
韓国冷麺と盛岡冷麺の違いを比較|味・麺・スープ・具材
ここでは、韓国冷麺と盛岡冷麺の違いを、項目ごとに整理して比べていきます。なんとなくのイメージではなく、「麺」「スープ」「具材」「見た目」と分けて見ていくと、自分の好みのポイントも見つけやすくなります。

ざっくり言うと、韓国冷麺=さっぱりキリッ、盛岡冷麺=甘辛&コク、というイメージです。
| 項目 | 韓国冷麺 | 盛岡冷麺 |
|---|---|---|
| 麺の材料 | そば粉+でんぷんが中心 | 小麦粉+でんぷんが中心 |
| 麺の見た目・色 | ややグレーがかった色で落ち着いた印象 | 白くて透明感があり、つるっとした印象 |
| 麺の食感 | かたくて「キュッ」とした強い噛みごたえ | 強いコシがありつつ、のどごしはなめらか |
| スープの味わい | あっさり目で、酢やキムチの酸味がきいた味 | ダシのうま味に、果物の甘みやコクが加わった味 |
| 辛さの楽しみ方 | もともと少し辛いことも多く、お店ごとに差がある | 辛いタレをあとから足して、自分で辛さを調整しやすい |
| 主な具材 | ゆで卵、牛肉、きゅうり、キムチ、なしやりんごなど | ゆで卵、チャーシューや牛肉、きゅうり、キムチ、果物など |
| 全体の印象 | さっぱりしていて、キリッとした味わい | 甘みと辛さのバランスを変化させて楽しめる味わい |
| イメージしやすいシーン | 焼肉のしめや、さっぱりしたいときに一杯 | ご当地グルメとしてしっかり一食で楽しみたいとき |
麺のコシや食感・風味の違い
麺の違いは、2つの冷麺を選ぶときの大きな決め手になります。
韓国冷麺は、少しかためで「キュッ」とした噛みごたえがあり、しっかり噛んで味わうタイプです。盛岡冷麺は、強いコシはありつつも、つるっとしたのどごしで、するする口に運びやすいのが特徴です。

「よく噛んで食べるのが好きか」「のどごし重視か」を考えると、自分に合う方が見つけやすくなります。
スープのさっぱり感や辛さの違い
スープの印象も、2つの冷麺でかなり変わります。
韓国冷麺は、酢やキムチの酸味がきいた、キリッとしたさっぱり系の味わいで、口の中をすっと軽くしてくれるようなイメージです。
盛岡冷麺は、ダシのうま味に果物のやさしい甘みが重なり、そこに辛いタレを足しながら、自分好みの辛さに変えていけるのが楽しいところです。
「すっきりしたい日」「じんわり甘辛を味わいたい日」で、選び分けてみるのもおすすめです。
盛りつけや見た目の印象の違い
見た目も、よく見ると少しずつ雰囲気が違います。
韓国冷麺は、やや落ち着いた色の麺に透き通ったスープが合わさり、その上にキムチや卵、果物がふわっと彩りを添える、しっとりとした印象です。
盛岡冷麺は、白くて透明感のある麺に、少し白濁したスープ、赤い辛みだれ、緑のきゅうりや果物がのり、元気な雰囲気の盛りつけに見えることが多いです。
写真やメニューの見た目から、「今日はどっちの気分かな」と直感で選んでみるのも楽しいと思います。
文化の目線で見る冷麺|韓国から日本へ受けつがれた味
冷麺は、単なる麺料理ではなく、それぞれの土地で育ってきた食文化の一部でもあります。この章では、韓国での冷麺の位置づけと、日本で盛岡冷麺として独自に発展していった流れを、やわらかく振り返ってみます。
韓国の食文化として根づいた冷麺
韓国では、冷麺は家族や友人と外食するときの定番メニューのひとつです。
焼肉を食べたあとにしめとして頼んだり、暑い日にさっぱりした食事がしたいときに選んだりと、日常の中によく登場します。
特別な日だけの料理ではなく、ふだんから親しまれている、身近な麺料理です。
また、地域によって好まれる冷麺のスタイルも違い、「この町ではこんな冷麺を食べる」といった楽しみ方もあります。

こうした日常の中で育まれた冷麺文化が、韓国の食の豊かさを表しているとも言えます。
日本で独自に育った盛岡冷麺
日本では、戦後の時期に韓国や朝鮮半島の人たちが持ち込んだ冷麺が、盛岡の地で少しずつ形を変え、盛岡冷麺として根づいていきました。
日本人にも食べやすいように、麺の材料やスープの味を工夫し、「地元で愛される味」に近づけていった結果、今の盛岡冷麺ができあがったと言われています。
盛岡の人にとっては、「外食といえば冷麺」「家族で行く焼肉店でよく頼むメニュー」というように、生活に近い存在です。
韓国冷麺をルーツにしながらも、盛岡の気候や人の好みに合わせて育ってきた点に、日本ならではのアレンジの面白さが感じられます。
冷麺がつなぐ韓国と日本の食文化
韓国冷麺と盛岡冷麺は、形こそ違いますが、もともとは同じ「冷たい麺料理」という出発点から生まれた仲間のような存在です。
韓国で愛されていた料理が日本に渡り、盛岡でご当地グルメとして花ひらいたという流れは、食文化が国境をこえて広がっていく一例と言えます。
旅行や外食を通じて、「韓国で食べた冷麺と、盛岡で食べた冷麺を比べてみる」といった楽しみ方もできるでしょう。
冷麺をはじめて注文するときのコツ|メニューの見方と選び方
はじめて冷麺を注文するときは、「どれを選べばいいのか」「辛さは大丈夫かな」と少し不安になることもありますよね。この章では、メニューを見るときのポイントや、お店での頼み方のヒントを、なるべく身近な言葉でまとめていきます。
韓国冷麺を注文するときに気をつけたいこと
韓国冷麺をはじめて頼むときは、まず「水冷麺」か「ビビム冷麺」かがメニューに書いていないか、ゆっくり見てみるのがおすすめです。
スープ入りでさっぱり食べたいときは「水冷麺」、辛い味をしっかり楽しみたいときは「ビビム冷麺」を選ぶとイメージに近づきやすくなります。
また、辛さの目安がメニューに書かれているお店も多いので、数字やマークを参考にしながら選んでみてください。店員さんに「辛さ控えめにできますか?」とたずねてみるのもひとつの方法です。
はじめてのときは、無理をせず少しマイルドなものから試してみると、冷麺の良さをじっくり味わいやすくなります。
盛岡冷麺の辛さや量を選ぶときの目安
盛岡冷麺のお店では、辛さの段階を選べるところが多くあります。
「ちょい辛」「中辛」「大辛」のように分かれている場合は、はじめてなら真ん中より少し下くらいの辛さを選ぶと安心です。
別添えの辛いタレを少しずつ足しながら、自分好みに調整できるお店もあります。
また、麺の量も普通盛り・大盛りから選べることがあるので、「他にも料理を頼むなら普通盛り」「冷麺がメインなら大盛り」というように、その日の気分に合わせて選んでみてください。
迷ったときは、店員さんに「初めてなので、食べやすい辛さと量を教えてください」と相談してみるのも良い方法です。
辛いものが少し苦手な人や子ども向けの選び方
辛いものがあまり得意ではない人や、子どもと一緒に冷麺を楽しみたいときは、いくつかのポイントを意識してみると安心です。
まず、メニューの中から「辛さ控えめ」「マイルド」といった表示のあるものを選びましょう。
盛岡冷麺の場合は、辛いタレを別添えにしてもらい、最初はタレを入れずにスープだけを味わうのもおすすめです。
韓国冷麺の場合は、キムチの量を少なめにしてもらったり、辛みの少ないトッピングを選んだりする方法もあります。
取り分けて食べるときは、辛みの少ない部分から分けてあげるなど、ちょっとした工夫で一緒に楽しみやすくなります。
韓国冷麺・盛岡冷麺はどこで食べられる?身近なお店やシーン
「冷麺を食べてみたいけれど、どこに行けばいいの?」という疑問を持つこともありますよね。この章では、ふだんの生活の中で韓国冷麺や盛岡冷麺に出会いやすい場所やシーンを、ざっくり紹介していきます。
焼肉店の冷麺はどんなスタイルが多い?
多くの人にとって、冷麺といえば焼肉店のしめの一品、というイメージが強いかもしれません。
焼肉店の冷麺は、韓国風の水冷麺に近いものが多いですが、お店によっては盛岡冷麺に近いスタイルだったり、両方のよさを取り入れたオリジナルの冷麺だったりとさまざまです。
メニュー名に「韓国冷麺」「盛岡冷麺」と書いてあるお店もあれば、単に「冷麺」とだけ表示されていることもあります。
気になる場合は、店員さんに「どのタイプの冷麺ですか?」と軽く聞いてみると、イメージがつかみやすくなります。
盛岡冷麺を味わいやすい地域やお店の傾向
盛岡冷麺は、もちろん本場・岩手県盛岡市の専門店や焼肉店で味わうのがいちばんの楽しみ方ですが、最近では全国各地に盛岡冷麺を提供するお店が広がり、東北地方や首都圏などでも比較的見つけやすくなってきました。
メニューに「盛岡冷麺」と書かれているチェーン店もあり、旅行先やショッピングモールなどで出会えることもあります。
「盛岡 冷麺」というキーワードで検索してみると、近くのお店を探す手がかりになるかもしれませんが、旅先でご当地の盛岡冷麺を食べてみて、いつもの韓国冷麺との違いを楽しむのも素敵な体験です。
物産展やイベントで出会える冷麺
デパートの物産展や、ご当地グルメのイベントでも、冷麺に出会えるチャンスがあります。
東北物産展などでは、盛岡冷麺の名店の味を、会場でそのまま味わえたり、お土産用のセットとして購入できたりすることがあります。
また、韓国フェアやアジアグルメのイベントなどでは、本場の韓国冷麺を提供する屋台やお店が並ぶこともあります。
こうしたイベントは、ふだん行かない地域の味を気軽に試せる機会なので、「韓国冷麺と盛岡冷麺を食べ比べてみたい」というときにもぴったりです。
おうちで楽しむ冷麺|市販の冷麺を選ぶときのポイント
最近は、スーパーやオンラインショップでも、韓国冷麺風・盛岡冷麺風の商品がたくさん並ぶようになりました。ここでは、市販の冷麺を選ぶときにチェックしたいポイントや、少しのひと手間でおいしく楽しむコツをまとめていきます。
パッケージでわかる「韓国冷麺風」と「盛岡冷麺風」
市販の冷麺を手に取ったときは、まずパッケージの名前や説明文を見てみましょう。
「韓国冷麺」「韓国風冷麺」と書かれているものは、そば粉やでんぷんを使った麺に、あっさりしたスープを合わせたタイプが多いです。
「盛岡冷麺」「盛岡風冷麺」と書かれているものは、透明感のある麺と、甘みとコクのあるスープがセットになっていることが多くなります。
写真も参考になるので、麺の色やスープの濁り具合、トッピングの雰囲気を眺めながら、「今日はどちらの気分かな」と考えるのも楽しい時間です。
麺の太さやコシ・スープの味わいのイメージのしかた
パッケージには、「コシのある麺」「つるつる食感」「さっぱりスープ」「コクのあるスープ」など、食感や味わいをイメージしやすい言葉が書かれていることが多いです。
麺の太さやかたさが気になる場合は、表示されている写真や説明を参考にして、自分の好みに近いものを選んでみましょう。
スープについても、「さっぱり」「甘み」「ピリ辛」といった言葉で、だいたいの方向性がわかります。
いきなりたくさん買わず、最初は1〜2種類を試してみて、「これは好き」「これは少し濃いかも」といった自分なりの基準を見つけると、次回から選びやすくなります。
具材を少し足して楽しむアレンジのアイデア
市販の冷麺は、そのままでも十分おいしいですが、少し具材を足すだけで、ぐっと満足感が高まります。
たとえば、きゅうりの細切りやゆで卵、ハムやチャーシュー、キムチなどは、準備もしやすく冷麺との相性も良い定番の組み合わせです。
果物が好きな方は、りんごや梨、夏ならスイカの薄切りを加えると、さっぱり感と見た目の華やかさがアップします。
大きな手間をかけなくても、冷蔵庫にある食材を少しそえるだけで、ちょっと特別な一皿に変わります。
韓国冷麺と盛岡冷麺のQ&A(FAQ)

最後に、韓国冷麺と盛岡冷麺について、気になりやすい素朴な疑問を、Q&Aの形でまとめていきます。
Q. 韓国冷麺と盛岡冷麺、どっちが「本場の冷麺」なの?
韓国冷麺は、もともと朝鮮半島で食べられてきた歴史ある冷たい麺料理で、「本場の冷麺」と言える存在です。一方、盛岡冷麺は、その韓国冷麺をもとに日本の盛岡で生まれたご当地グルメです。「韓国の本場の冷麺」と「盛岡で育った冷麺」、どちらも違う物語を持つ冷麺として楽しむのがおすすめです。
Q. 辛いのがあまり得意ではない人でも食べやすいのはどっち?
辛さを調整しやすいのは盛岡冷麺です。多くのお店で辛いタレが別添えになっているので、最初は入れずに少しずつ足せば、自分のペースで調整できます。韓国冷麺でも、辛さ控えめのメニューを選んだり、キムチを少なめにしてもらえば、辛いものが苦手な方でも楽しみやすくなります。
Q. コンビニやスーパーの「冷麺」はどちら寄りの味が多い?
商品によってさまざまですが、「韓国風」「盛岡風」と書かれたものは、それぞれの特徴をイメージした味になっていることが多いです。表記がない場合は、パッケージの写真や「さっぱり」「甘辛」といった説明から、なんとなく方向性を読み取るのがおすすめです。いくつか食べ比べてみると、自分なりの「このシリーズは韓国風寄り」「これは盛岡冷麺っぽい」という感覚がつかめてきます。
Q. 冷麺と冷やし中華はどう違うの?
冷麺は、弾力の強い麺を冷たいスープに入れて食べる料理で、ダシのきいたスープごと味わうのが基本です。冷やし中華は、中華麺に近い麺を使い、しょうゆやごまだれを上からかけて混ぜながら食べるスタイルが多く、具材もハムや錦糸卵、トマトなど別の組み合わせになります。同じ「冷たい麺」でも、ルーツや味つけがちがう、別の料理として考えると分かりやすいです。
まとめ|韓国冷麺と盛岡冷麺、それぞれの違いと楽しみ方
韓国冷麺と盛岡冷麺は、同じ「冷たい麺料理」でありながら、麺の材料や食感、スープの味わい、盛りつけの雰囲気まで、たくさんの違いがあります。
韓国冷麺はキリッとさっぱりしたスープとかための麺、盛岡冷麺はコクのある甘辛スープと強いコシの麺が楽しめる、というイメージでおさえておくと分かりやすいと思います。
ただ、その違いは、どちらかが優れているという意味ではなく、それぞれの土地や歴史が形になった「個性」と言えるので、「今日はさっぱりした韓国冷麺」「今日はコクのある盛岡冷麺」と選び分けて楽しむことで、冷麺という料理の奥行きもぐっと広がります。
この記事が、韓国冷麺・盛岡冷麺を選ぶ際の参考になればうれしいです。
