ほうれん草を買うときに迷いがちな「1束ってどれくらい?」という疑問に、重さ・本数・価格の目安から実測のコツ、保存や代用までまとめてお届けします。
先に“だいたいの基準”を押さえ、あとは料理や季節に合わせて微調整すれば、買い物も調理もぐっとラクになります。
結論と重さ・本数・価格・人数の早見表

結論:ほうれん草の1束は“およそ200g・10本前後”、半束は“約100g”が目安です。
重さ・本数・価格・人数の早見表
一般的な目安として、ほうれん草の1束は約200g前後で、本数は10本前後になることが多いです。価格は季節や売り場で変動しますが、相場の範囲を知っておくと買い時が判断しやすくなります。
重さ / 本数 / 目安の人数(副菜)は、1束で大人2〜3人分、半束で1〜2人分を見込むと失敗しにくいです。細かい条件で変わるため、あくまで“幅”として覚えておくと応用が効きます。
半束・1/3束・カップ換算(おひたし・味噌汁・炒め物)
半束はおよそ100g、1/3束はおよそ70gのイメージです。
茹でて水気をしっかり切ると体積がぐっと減るので、おひたしなら小鉢2杯で半束程度、味噌汁なら2杯で1/3束程度、炒め物はかさが減りやすいので1人分で1/3〜半束くらいが扱いやすいです。
菜ばしで持った量感や、ボウルに入れたときの高さなど、自宅での“見た目目安”も一度作っておくと再現性が上がります。
ほうれん草の「1束」とは?意味と定義を解説
ここでは「束」「株」「把」といった言い方の違いを整理し、レシピや店頭表示で迷わない基準を共有します。
スーパーでよく見かける「1束」の正体とは
スーパーの青果売り場で言う「1束」は、収穫したほうれん草を数本まとめてテープや輪ゴムで留めた販売単位を指すことが多いです。見た目は同じでも品種やサイズ、鮮度によって重さや本数に差が出ます。
陳列の入れ替え時期は束の大きさが揺れやすいので、ラベルにグラム表記がある場合はそちらを優先するのが確実です。表記がない場合は、根元の太さや葉の張り、手に持ったときの“ずっしり感”を手がかりに選ぶと、同じ値段でも満足度が上がります。
「1株」と「1束」は違う?よくある混同ポイント

「株」は土から生えている単位、「束」は商品としてまとめた単位というイメージで区別すると理解しやすいです。畑では1株から数本に分かれて伸びますが、店頭での「1束」は複数株由来の茎葉が混ざっていることもあります。
レシピで“1株”と書かれている場合は、家庭菜園や産直で根付きが丸ごと届く想定のことがあり、スーパーの“1束”とは量感が合わないことがあります。迷ったらグラム目安に置き換えて考えるとズレにくいです。
「株」と「束」の違いを表で確認
- 株は栽培上の単位で、根を中心にまとまった一つの生育体を指します。
- 束は販売上の単位で、複数の茎葉をまとめたパックのことです。
料理の分量を合わせたいときは、単位よりも実際の重さで考えると安定します。
レシピ上の解釈にも注意(表記ゆれ・袋売りの扱い)
レシピには「1束」「1把(いちわ)」「1袋」など表記ゆれがあります。
袋売りのカットほうれん草200gは“1束相当”と捉えられることが多いですが、下処理済みで水分が抜けている場合は仕上がりのかさが変わります。
「一把(いちわ)」の読み方と意味も確認しておこう
「一把(いちわ)」は昔ながらの“ひとまとめ”の言い方で、ほうれん草の売り場では「1束」とほぼ同じ意味で使われることがありますが、厳密な重さは決まっていません。
地域や売り場の慣習で差があるため、表示にグラムがあるときはそちらを優先しましょう。ない場合は、ここで紹介している200g前後という目安を参考にしてみてください。
ほうれん草1束は何グラム?重さと本数の目安

ここでは、買う前に知っておくと便利な“だいたいの範囲”を押さえます。幅で覚えると応用が利きます。
一般的な1束の重さは約200g前後(幅が出る理由)
多くの売り場では1束が200g前後になることが多いですが、150〜250gくらいの幅で変わります。理由は、品種や育ち具合、根付きか根なし、葉の大きさや水分量などが影響するからです。
例えば洗浄後で水気を多く含むと重く感じますし、乾いていると軽く感じます。季節の変わり目は個体差が出やすいので、重さ表記があればそれを目安に、なければ見た目や持ち重りで見極めましょう。
束の中に何本入っている?本数の平均と実例
本数は10本前後が平均ですが、細めのときは12〜15本、太めのときは6〜8本と差が出ます。本数だけで量を判断すると誤差が大きくなるため、できれば重さも合わせて確認するのがおすすめです。
料理の切り方でも体積が変わるため、仕上がりの見た目をそろえたいときは、太さが近い束を選ぶと均一に火が通りやすくなります。
半束(1/2束)のグラム数と使いどころ
半束は約100gを目安にすると扱いやすいです。
おひたしなどの副菜や、味噌汁2杯分、彩り程度の炒め物に向きます。一度に使い切らない場合は、根元を湿らせたキッチンペーパーで包み、立てて冷蔵すると傷みにくくなります。軽く下茹でしてから水気を絞り、小分け冷凍しておく方法も使い勝手が良いです。
根付き・根なしで重さは変わる?可食部率の違い
根付きは見た目が立派に見えますが、そのぶん可食部の割合はやや下がることがあります。根の赤い部分は甘みがあっておいしいので、泥を落として上手に使えば満足感が上がります。根を落として売られている束は、見た目のボリュームは控えめでも、可食部の無駄が少ないことが多いです。
湿り気や葉の大きさでも差が出る?鮮度と水分の影響
洗浄後に水分を含んだ束は重く感じますが、調理前に水気を切ると重量が減ります。
葉が大きい束は存在感がありますが、繊維がしっかりして噛みごたえが出ることも。
やわらかい食感にしたいときは若めで葉の薄い束、炒め物で存在感を出したいときは葉が厚めの束、と料理に合わせて選ぶと仕上がりが安定します。
ほうれん草1束の値段はいくら?購入時の目安

相場は季節と売り場の影響を受けます。傾向を押さえて、無理なく良い買い物につなげましょう。
季節ごとの価格変動
冬場は味がのって価格も安定しやすく、端境期(旬と旬のあいだの時期)は天候で価格が上がることがあります。
ハイシーズンは束が大きく、同じ価格でも満足度が高いことが多いですが、端境期は袋入りのカットほうれん草や冷凍の活用も検討すると、家計と使い勝手のバランスが取りやすくなります。
季節ごとの価格傾向まとめ
冬は“量も味も良い時期”、春秋は“ほどよい安定期”、夏は“品質に差が出やすい時期”というざっくりしたイメージがあると選びやすいです。お店独自の仕入れで例外もあるため、いつもの売り場での“普段価格”を覚えておくと判断が速くなります。
スーパーと八百屋での価格比較
スーパーは価格が読みやすく、ポイントや特売が狙えます。八百屋は仕入れが柔軟で、旬のピークには驚くほどお得な束が出ることもあります。量目や見た目が不揃いでも、食べごろなら味に満足できることが多いです。目的に応じて使い分けるのが賢い選び方です。
それぞれの特徴と選び方(仕入れ・鮮度・量目)
安定感を重視するならスーパー、鮮度や量でお得感を狙うなら八百屋、という考え方が基本です。買った後にすぐ使う予定があるかどうかでも最適解は変わります。
どちらが向いているかの判断基準
まとめ買いして下処理や冷凍まで一気に行うなら八百屋の大ぶり束、少量をこまめに買うならスーパーで必要分だけ、という風に使い分けると食材ロスを減らせます。
ほうれん草の生と冷凍の違いを徹底解説

ここでは、生のほうれん草と冷凍ほうれん草の特徴を比べて、それぞれがどんな料理に向いているかをまとめます。価格だけでなく、調理の手間や仕上がりの食感も違うため、知っておくと使い分けがしやすくなります。
下処理と保存性の違い
生のほうれん草
生のほうれん草は、買ったらなるべく早く下処理をする必要があります。根元の泥を落とし、えぐみをやわらげるために短時間ゆでてから水を切り、冷蔵や冷凍に回します。
冷凍ほうれん草
一方、冷凍ほうれん草は下処理済みで、洗浄やゆでる手間がなく、使いたい分だけすぐに取り出せるのが大きな利点です。保存期間も長く、ストックしやすいのが特徴です。
食感と風味の違い
生のほうれん草
生のほうれん草は旬の冬場に特に甘みが強く、葉の香りや歯ざわりがよいのが魅力です。
冷凍ほうれん草
冷凍は便利ですが、一度加熱してあるため、生に比べるとやややわらかく、香りも控えめになります。ただし、スープや炒め物などでは差が目立ちにくく、手早く調理したいときに活躍します。
可食部とボリューム感の違い
生のほうれん草
生のほうれん草は根付きの場合、根を切り落とすと可食部が少し減ります。
冷凍ほうれん草
冷凍は食べられる部分だけが入っているため、同じ重さでも調理後のボリュームはやや多めに感じられます。グラム単位でレシピに合わせたいときは、この違いを知っておくと失敗しにくいです。
おすすめの使い分け
生のほうれん草
おひたしや胡麻和え、バターソテーなど、素材の香りと食感を活かしたい料理には生のほうれん草が向いています。
冷凍ほうれん草
スープ、シチュー、炒め物、カレーの彩りなど加熱が長い料理や日々の時短調理には冷凍が便利です。
家庭では、生をメインにしつつ、冷凍を常備しておくと、使い切りや買い足しの負担が減り、バランスよく活用できます。
・おひたし=生
・スープ=冷凍
・炒め物(強火)=生 or 冷凍(仕上げ投入)
・カレー・グラタン=冷凍
冷凍ほうれん草とのコスパ比較
生のほうれん草
生は旬の時期なら風味が豊かで、歯ざわりも楽しめます。
冷凍ほうれん草
冷凍は下処理済みで可食部率が高く、必要量だけ取り出せるのが大きな利点です。
値段だけでなく、下処理の手間や保存性まで含めて比べると、自分の暮らしに合う選び方が見えてきます。
生と冷凍ほうれん草:栄養価の違い
冷凍ほうれん草は収穫後に下茹でや水切りをしてから急速冷凍されるため、水溶性ビタミンの一部(ビタミンCなど)は生よりやや少なくなりますが、鉄分やカルシウム、食物繊維など熱に強い成分は大きく変わりません。家庭での加熱調理でも同様に一部の栄養素は減るため、生と冷凍で日常的な栄養バランスに大きな差はないとされています。

どちらも長所があるので、メイン料理と副菜で使い分ける発想がおすすめです。
買ってから困らない!下処理・保存・使い切りアイデア

せっかくの食材を最後までおいしく使い切るために、手順とコツをわかりやすくまとめます。
下処理のコツ(泥落とし・根元の扱い・えぐみ対策)
根元に泥が残りやすいので、十字に浅く切り込みを入れて流水で広げながら洗うとすっきりします。下茹ではたっぷりの湯で短時間を心がけ、冷水でしめてからやさしく水気を絞ります。えぐみが気になるときは、湯に塩を少し加える、太い茎から先に湯に入れるなど、火の通し方で印象が変わります。
保存方法:冷蔵・冷凍のポイントと日持ちの目安
冷蔵は根元を湿らせたキッチンペーパーで包み、立てて保存すると持ちが良くなります。早めに使い切れない場合は、さっと下茹でしてから水気を絞り、小分けにして冷凍すると便利です。生のまま冷凍したい場合は、硬めに洗って水気をよく拭き、使うぶんだけほぐして袋に入れると扱いやすくなります。
使い切りアイデア:半束で作れる副菜・汁物・彩りおかず
半束あれば、おひたし、胡麻和え、ナムル、味噌汁、卵焼きの具、ベーコン炒め、クリームパスタの彩りなど幅広く使えます。余った分は刻んで小分け冷凍しておくと、朝食や弁当のすき間埋めに役立ちます。
ほうれん草の代替品

価格や入荷状況に左右されず、仕上がりを大きく崩さないコツを紹介します。
小松菜で代用する場合の目安量と味・食感の違い
小松菜はほうれん草よりアクが穏やかで、茎の歯ざわりが特徴です。
基本は同量置き換えで問題ありませんが、茎が太いときは少し長めに火を通すと食べやすくなります。和え物は味が軽く感じることがあるので、調味料をほんの少し強めるとバランスがとれます。
サラダほうれん草の特徴と向く料理
サラダほうれん草は葉がやわらかく、生食でも食べやすいのが魅力です。
火を通すとすぐにしんなりするため、炒め物やスープでは加えるタイミングを最後にするのがコツです。生で使うときは、水気をよく切ると味がぼやけません。
よくある疑問とその答え(FAQ)

買う前の不安や、調理前後のちょっとした迷いを短く明確に解消します。
Q:ほうれん草の1束って小分けの束のこと?
A:売り場での「1束」は、複数本をまとめた販売単位を指します。小分けの“ミニ束”が並ぶ店もありますが、重さに差があるのでグラム表記があればそちらを参考にしましょう。
Q:1束買えば何人分の副菜になる?
A:おひたしなどの小鉢なら、1束で大人2〜3人分が目安です。具だくさんにするなら半束で1〜2人分と考えると調整しやすいです。
Q:1株だけでレシピに足りる?
A:株は栽培単位、束は販売単位で量感が違います。株で指定されたレシピは、重さの目安に置き換えて考えると失敗が減ります。迷ったら200g前後を基準に調整しましょう。
Q:1袋200gは1束と同じ?
A:概ね同等と考えて大丈夫です。ただし下処理や水分量の違いで仕上がりのかさが変わります。はじめは少しずつ加えて様子を見ると安心です。
Q:冷凍ほうれん草1カップは生の何グラムに相当する?
A:下処理済みの冷凍は密度が高く、生よりぎゅっと詰まっています。1カップでおよそ100g前後を目安にすると量の見当がつきやすいです。仕上がりを見ながら微調整してください。
まとめ:1束=約200gを軸に「重さ」で考えると失敗しない
「1束」は売り場によって大きさが変わりやすく、目安は約200g、本数はおおむね10本前後なので、半束は約100gと覚えておくと副菜や汁物で使い分けやすくなります。
見た目に惑わされないためには、根付き・根なしや水分の有無、葉の大きさで量感が変わることを前提に、できれば実測(キッチンスケール)を取り入れるのがおすすめです。
価格は季節と売り場で動くため、旬は生を、忙しい時期は下処理済みの冷凍を、といった使い分けが賢明です。
小松菜やサラダほうれん草への代用も同量を基本に、食感や味の違いを少しだけ調整すればOK。早見表とFAQで“自分の基準”を作り、重さを手がかりにすれば、毎日のごはん作りが安定して、おいしく無駄なく続けられます。