1月といえば、お正月ですね。
新年を祝う行事やお正月期間を終えた後の数々のイベントが行われます。
この記事では、1月ならではのイベントや行事をピックアップし、それぞれの意味や背景をお届けします。
1月1日:元旦
元日は、新年の初めを祝い、新たなスタートを迎える国民の祝日です。
初日の出

新年の最初の日の出を「初日の出」と呼び、多くの人がこの光景を見ることで一年の幸福と繁栄を願います。
若水(わかみず)
元旦の朝に初めてくむ水を「若水」と呼びます。
この清らかな水を飲むことで、一年を健やかに過ごすことができるとされ、料理にも使われます。
1月1日(2日):初夢
初夢とは、新年に初めて見る夢のことを言い、通常は1月1日の夜から2日にかけて見られる夢を指します。
元日は夜遅くまで起きている人が多いので、元日から2日にかけて見た夢を見た夢を初夢と呼ぶことが一般的です。
また、1月2日には書き初めや初売りなどその年初の行事が多く行われるためその日の夜に見た夢を初夢とみなす説もあります。
「一富士、二鷹、三茄子」という吉夢は有名で、幸運をもたらすとされています。
1月2日:書き初め(かきぞめ)
書き初めは1月2日に行われる伝統的な行事で、この日にその年最初の書道や絵を描くことで技術向上を願います。
書き初めには、幸福や目標を願ってめでたい言葉や抱負を書くことが一般的です。
1月2日・3日:箱根駅伝
1月2日と3日は、毎年恒例の箱根駅伝が開催されます。
この駅伝は「東京箱根間往復大学駅伝競走」とも呼ばれ、学生ランナーたちにとっては非常に長い距離の競争です。
東京の大手町から始まり、神奈川の箱根までの約107.5キロメートルを5つの区間に分けて走るのが1日目である往路のルートです。
翌日の2日は復路と言われ箱根から東京へと戻る109.6キロメートルの道のりを同じく5つの区間で走ります。
各大学からは10人の選手が選ばれ、この大会のためにタスキを繋いで力を合わせて走るこの駅伝は、新年の始まりを告げるスポーツイベントの一つとされています。
1月1~3日:初詣
1月1日から3日にわたって、多くのが初詣で神社やお寺を訪れます。
過去1年間の感謝と共に、新たな年の平穏と健康を祈って参拝する人が多いですが、必ずしもこの三が日に行くと決まっているわけではなく、お正月休みの人が多いのと新年明けて早々ということで行く人が多いのです。
最近では年始の混雑を避け、初詣に代えて年末にお礼の参拝をする人も増えています。
1月3日:かるた始め

1月3日に京都の八坂神社で行われる「かるた始め」は、競技かるたイベントです。
この日、平安時代の衣装を身にまった「かるた姫」が1対1で対戦します。
参拝と合わせて競技を観ることもできるため、毎年多くの人が訪れます。
1月5日ころ:小寒(しょうかん)
小寒(しょうかん)は二十四節気の一つで、新年を迎えて本格的な寒さが訪れる時期を表します。

1月7日・15日:松の内
松の内は、新年を祝うためにお正月飾りを家に飾る期間です。
江戸時代には全国で1月15日までが一般的でしたが、今ではそれぞれの地域で異なる日にちが設定され、関東や東北、九州では1月7日が最終日、関西では1月15日までとされています。
この期間の終わりには鏡開きが行われます。
1月7日:七草(人日の節句)
人日(じんじつ)の節句は別名「七草の節句」とも言われる雑節のひとつです。
この日は春の七草で作ったお粥を食べて、年末年始にたくさん飲み食べした胃腸をいたわり、一年間の健康を願います。

1月10日:十日戎(とおかえびす)

1月10日は「十日戎」として知られており、この日とその前後(1月9日と11日)には全国のえびす神社でお祭りが行われます。
商売繁盛や幸運を祈って「福笹」と「熊手」を買う参拝者が多いです。
1月第2月曜日:成人の日
1月の第2月曜日は「成人の日」とされ、全国の自治体で成人式が行われます。
この式は、新成人が大人としての責任を迎えることを祝い、1948年(昭和23年)から続いている伝統的な行事です。
以前は1月15日に固定されていましたが、平成12年から「ハッピーマンデー」制度の一環として1月の第2月曜日に移行しました。
1月11日・15日・20日(地域によって異なる):鏡開き

「鏡開き」とは、お正月に神様へ感謝を込めて飾った鏡餅を食べる日本の伝統的な行事です。
関東では、松の内が1月7日までに設定されているため、その直後に鏡開きが行われます。
一方、関西地方では松の内が1月15日まで続くので、鏡開きは1月15日または場合によっては1月20日に行われることが多いです。
鏡開きは鏡餅を割り、お雑煮やお汁粉やぜんざいなどにして食べることで、無病息災を願います。
1月15日:小正月(こしょうがつ)
小正月は毎年1月15日に行われ、旧暦では新年の始まりにあたります。
この日は、豊作や健康を祈る伝統的な行事があり、特に小豆粥を食べることが一般的です。
また、女正月(おんなしょうがつ/めしょうがつ)としても知られており、この日には朝に小豆粥を食べたり、木の枝に餅や団子を付けて作る伝統的な飾り物の「餅花(もちばな)」を飾るなどして一年の幸運と健康を願います。
1月16日:藪入り(やぶいり)
藪入りは、江戸時代に始まった日本の伝統的な習慣です。
当時、旧暦の1月16日と7月16日に、商家や職人の家で働く奉公人や嫁いだ女性たちが、一時的に実家に帰省する日とされていました。
1月17日ころ:冬土用
土用(どよう)は雑節の一つで、立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間にあたります。
その18日の土用期間中に訪れる未(ひつじ)の日を冬土用未の日(ふゆどようひつじのひ)と呼びます。
冬土用は、未(ひつじ)の日にあたるので、縁起をかつぐために「ひ」のつく食べ物や赤い食べ物を食べると良いと言われています。

赤い食べ物:りんご・トマトなど
1月20日ころ:大寒
大寒(だいかん)は二十四節気の一つで、1年でもっとも寒さの厳しい季節を表しています。

1月20日:二十日正月(はつかしょうがつ)
二十日正月は、新年に訪れる豊作と幸福をもたらす年神様がお帰りになる日とされています。
この日を境に、正月の祝いごとは終わりを告げるため、家々では正月の飾りの片付けや、残った正月用の料理や餅を食べてお正月のものを全部片付けるとされています。
1月その他の行事・イベント・暦の日
その他にも1月に行われることはあるので見ていきましょう。
寒中見舞い

松の内が終わり、立春に向かうこの時期は一年で最も寒くなります。
年賀状を出せなかった場合や喪中だったり、年初の挨拶ができなかったときにも、この時期に便りを送ります。
どんど焼き
どんど焼きは、お正月に飾った門松や締め飾り、書き初めなどを燃やし、一年の健康や豊かな収穫を祈願する伝統的な行事です。
関東地方では、松の内が1月7日までなので、通常、1月11日から15日の間にどんど焼きを行います。
関西地方では松の内が1月15日まで続くため、どんど焼きは1月15日以降、月末までに行うのが一般的です。
この習慣は地域によって異なる時期に実施され、長年にわたり受け継がれています。
1月初旬:初釜(はつがま)
初釜は、新年に行われる茶道の行事で、新たな一年を祝う特別なお茶会です。
この行事は茶道界における新年会のようなもので、新年の挨拶やお祝いが込められています。
初釜には特定の日程が定められているわけではなく、、三が日の直後や1月10日ごろに開催されるなど各茶道教室やグループによって異なります。
1月初旬:出初式(でぞめしき)
出初式は、(しょうぼうでぞめしき)とも呼ばれ、消防出初式新年に消防士や消防団が行うイベントで、その年の最初の消防演習を公開して、地域の住民に見せます。
この式で消防隊は自らの設備や技術を披露し、地域の人々に火災予防の意識を高め、地域社会との連携を強化するためにも大切な役割を果たすのと同時に、新たな年の安全と無事を祈願する場となっています。
1月15日くらいまで:年明けうどん

年明けうどんは新年に食べる縁起をかつぐうどんで、2000年代に始まった新しい風習です。
年明けうどんとは、年明けに白いうどんに赤いトッピングが入ったうどんを食べることで縁起を担いでその年の幸せを願います。
エビや紅白のかまぼこ、赤い餅やいくらや明太子、もみじおろしや梅干しなど「赤」のトッピングや、麺自体に赤色をつけて紅白うどんにしたりすることもあります。
今は特定地域だけに知られているもののようですが、日本の新年を祝う一つのイベントとして普及してくるかもしれませんね。
1月下旬~2月中旬ごろ:旧正月
旧正月は、東アジアや東南アジアの国々で旧暦の新年をお祝いします。
中国、韓国、ベトナム、台湾などでは、この期間に様々な祝賀行事が行われますが、日本でも横浜や神戸、長崎などの中華街で旧正月を祝うイベントが行われます。
1月の暦カレンダーを彩る行事とイベント!由来や意味も解説 のまとめ
1月1日:元旦
1月1日初日の出
1月1日若水(わかみず)
1月1日(2日):初夢
1月2日:書き初め
1月2日・3日:箱根駅伝
1月1~3日:初詣
1月3日:かるた始め
1月5日ころ:小寒(しょうかん)
1月7日:七草(人日の節句)
1月10日:十日戎(とおかえびす)
1月第2月曜日:成人の日
1月11日・15日・(20日)鏡開き(地域によって異なる)
1月15日:小正月
1月16日:藪入り
1月17日:土用
1月20日ころ:大寒
1月20日:二十日正月
新しい一年が始まる1月前半はその年の「初めて」の行事が多いですね。
中旬からはお正月行事も終わりを感じる鏡開きなどがあります。
二十四節気では「大寒」を迎え寒さはピークの暦となりますが、いよいよお正月も明けて年末からのお祭り気分から抜け出るような気がする1月なのかもしれませんね。