「返戻」という言葉を、書類や手続きの通知で見かけたことはありませんか。
漢字を見ると「返す」「戻す」という意味はなんとなく想像できますが、読み方は少し迷いやすいですよね。
返戻は「へんれい」と読みます。
意味は、返したり戻したりすることです。
似た言葉には「差し戻し」や「返礼」があり、「返却」「返還」「還付」など近い意味で使われる言葉もありますが、それぞれ使われる場面や意味は少しずつ違います。
| 言葉 | 違いの目安 |
|---|---|
| 返戻 | 返したり戻したりすること。書類や手続きで使われやすい言葉 |
| 差し戻し | 修正や確認のために、提出元へ戻す意味で使われやすい言葉 |
| 返礼 | お礼や贈り物に対して返すこと。返戻とは意味が違う |
| 返却 | 借りたものや預かったものを返すこと。日常でも使いやすい言葉 |
| 返還 | 元の持ち主や元の状態に戻すこと。権利や土地、お金などで使われることがある |
| 還付 | 税金や保険料など、納めすぎたお金が戻る場面で使われやすい言葉 |
この記事では、「返戻」の読み方や意味、差し戻し・返礼・返戻金との違いをわかりやすく解説します。
返戻の読み方は「へんれい」
返戻は「へんれい」と読みます。
「返す」と「戻す」という漢字が使われているので、初めて見ると読み方に迷いやすい言葉です。
返戻は「へんもどし」ではない
返戻は「へんもどし」や「かえりもどし」ではなく、「へんれい」と読みます。
日常会話でよく使う言葉ではないため、書類ではじめて見て読めないと感じる人も少なくありません。
読み方だけ先に覚えるなら、「返戻=へんれい」と押さえておくと大丈夫です。
返礼と同じ読み方なので間違えやすい
返戻と似ている言葉に「返礼」があります。
返礼も読み方は「へんれい」です。
ただし、返戻は「返し戻すこと」、返礼は「お礼を返すこと」という意味で使われます。
同じ読み方でも、漢字が違うと意味も変わるので注意したい言葉です。
返戻の意味は「返したり戻したりすること」
返戻には、返したり、もとのところへ戻したりする意味があります。
少しかたい表現なので、日常会話よりも書類や通知、手続き関係の文章で見かけやすい言葉です。
書類や手続きで使われやすい言葉
返戻は、申請書類や請求内容などが、何らかの理由で戻される場面で使われることがあります。
たとえば、記入もれや添付書類の不足があり、提出元へ戻されるような場合です。
ただし、実際にどのような扱いになるかは、手続きの種類や提出先によって変わります。
通知に「返戻」と書かれていた場合は、返戻理由や再提出の案内を確認するとよいでしょう。
日常では「返却」「返す」の方が自然な場面もある
日常生活では、「返戻する」よりも「返す」「返却する」の方が自然に聞こえる場面が多いです。
たとえば、借りた本を戻す場合は「本を返却する」「本を返す」と言うのが一般的です。
返戻は、やや事務的な言い方として覚えておくと使い分けやすくなります。
返戻と差し戻しの違い
返戻と差し戻しは、どちらも「戻す」という意味合いがあります。
ただ、言葉の中心になるニュアンスが少し違います。
返戻は戻されることを広く表す
返戻は、返したり戻したりすることを表す言葉です。
書類や申請、請求などが戻される場面で使われることがあります。
返戻という言葉だけでは、修正できるのか、再提出が必要なのかまでは判断しにくい場合があるので、返戻理由の内容を確認することが大切です。
差し戻しは修正や確認のために戻す意味で使われやすい
差し戻しは、提出された書類や案件などを、もとのところへ戻す意味があります。
特に、修正や確認をしてもらうために戻す場面で使われやすい言葉です。
会社の申請、経費精算、承認フローなどでは、「差し戻し」と表現されることも多く、返戻よりも、直して出すという流れがイメージされやすい言葉です。
返戻と返礼の違い
返戻と返礼は、どちらも「へんれい」と読みます。
読み方は同じですが、意味は違います。
返戻は戻すこと
返戻は、返したり戻したりすることを意味します。
書類の返戻、請求の返戻、返戻金などの形で使われることがあります。
「戻す」という意味が中心にある言葉です。
返礼はお礼を返すこと
返礼は、人から受けたお礼や贈り物に対して、行為や品物で返すことを意味します。
たとえば、ふるさと納税でよく見る「返礼品」は、寄付に対して自治体から送られる品物を指します。
返戻とは意味が違うため、ふるさと納税では「返戻品」ではなく「返礼品」と書くのが一般的です。
返戻金の読み方と意味
返戻金は「へんれいきん」と読みます。
お金に関する言葉なので、ここでは一般的な意味だけをやさしく見ていきます。
返戻金は「へんれいきん」
返戻金は、契約などに応じて戻ってくるお金を指す言葉として使われます。
特に保険では、「解約返戻金」や「満期返戻金」という言葉を見かけることがあります。
読み方は「へんれいきん」です。
保険などで見かけることがある
解約返戻金は、保険契約を解約したときに戻ってくるお金を指すことがあります。
ただし、返戻金があるかどうかや金額は、契約内容によって変わります。
支払った保険料が必ずそのまま戻るという意味ではありません。
保険の書類で返戻金という言葉を見た場合は、契約書や保険会社の案内を確認するとよいでしょう。
返戻は却下や不受理と同じ?
返戻と書かれていると、「もう受け付けてもらえないのかな」と感じることもありますよね。
ただ、返戻という言葉だけで、却下や不受理と同じ意味だと決めるのは早いです。
返戻だけで判断しない方がよい
返戻は、言葉としては「返し戻すこと」を表します。
そのため、内容に不備があり戻された場合もあれば、確認が必要で戻された場合もあります。
一方で、却下は願い出や申請を退ける意味で使われる言葉です。
返戻と却下は似て見える場面もありますが、意味は同じとは限りません。
返戻理由や再提出の案内を確認する
手続きで返戻された場合は、まず返戻理由を確認しましょう。
記入もれ、添付書類の不足、内容確認など、戻された理由が書かれていることがあります。
再提出できるかどうかや期限は、手続きごとに違うので、迷った場合は、提出先や案内元に確認するのが確実です。
返戻の使い方と例文
返戻は、日常会話よりも書類や手続きの文面で使われやすい言葉です。
例文で見ると、使い方のイメージがつかみやすくなります。
- 提出した書類に不備があり、申請が返戻された。
- 返戻理由を確認して、必要な書類を添付した。
- 請求内容に確認事項があり、いったん返戻となった。
- 保険を解約したため、解約返戻金について確認した。
- 返戻された書類の内容を見直した。
「返戻された」と書かれている場合は、戻された理由を確認することが大切です。
書類の不備なのか、確認事項なのか、再提出が必要なのかによって、次の対応が変わることがあります。
疑問に思いやすいことQ&A(FAQ)
ここでは、「返戻」の読み方や意味で迷いやすいポイントを簡単にまとめます。
Q.返戻はなんて読む?
返戻は「へんれい」と読みます。
「へんもどし」や「かえりもどし」ではありません。
Q.返戻と返礼は同じ意味?
同じ意味ではありません。
返戻は返し戻すこと、返礼はお礼や贈り物に対して返すことです。
Q.返戻と差し戻しの違いは?
返戻は、返したり戻したりすることを広く表します。
差し戻しは、修正や確認のために提出元へ戻す意味で使われやすい言葉です。
Q.返戻されたら却下という意味?
返戻だけで却下と同じ意味だとは限りません。
返戻理由や再提出の案内を確認し、必要に応じて提出先へ確認しましょう。
Q.返戻金はなんて読む?
返戻金は「へんれいきん」と読みます。
保険などで、契約内容に応じて戻るお金を指すことがあります。
返戻の読み方と意味まとめ
返戻は「へんれい」と読みます。
書類や通知で使われることが多く、日常会話ではあまり見かけないため、読み方に迷いやすい言葉です。
差し戻しは修正や確認のために戻す意味で使われやすく、返礼はお礼や贈り物に対して返す意味で使われます。
また、返戻金は「へんれいきん」と読み、保険などで見かけることがある言葉です。
返戻と書かれていても、必ずしも却下や不受理と同じ意味とは限りません。
手続きの書類で見かけた場合は、返戻理由や再提出の案内を確認しながら進めてくださいね。
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