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ごまをするの由来は?漢字「胡麻を擂る」の意味と言い換えを解説

「ごまをする」の由来や漢字は?なぜ「ごま」?「する」なの?
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「ごまをする」という言葉を聞いたことはあっても、「なぜごまなの?」「漢字ではどう書くの?」と気になったことはありませんか。

この記事では、ごまをするの由来、漢字、意味、ごますりとの違い、言い換え表現、似た言葉との使い分けまで、初心者にもわかりやすく解説します。

まずは結論:ごまをするの意味・漢字・由来(語源)を早見表で確認

ごまをするの意味や漢字、由来を先にまとめると、次のようになります。

項目 違いの目安
意味 相手に気に入られようとして、お世辞を言ったり機嫌を取ったりすること。
漢字 「胡麻を擂る」と書く。「擂る」は、すり鉢などで細かくするという意味。
由来・語源 すった胡麻が、すり鉢の内側にくっつく様子から来た表現とされる。
ごますり ごまをする行動や、そのような人を指しやすい言葉。
言い換え 「媚びを売る」「おべっかを使う」「機嫌を取る」などが近い表現。

ごまをするの由来は?なぜ「ごま」なのか

すり鉢に胡麻がくっつく様子から「ごまをする」の由来を説明する図解

ごまをするの由来は、すり鉢で胡麻を擂(す)ったときの様子にあるとされています。

すり鉢で胡麻を細かく擂ると、すった胡麻がすり鉢の内側にあちこちくっつきますが、この「べたべたとくっつく様子」が、人に近づいて気に入られようとする態度に重ねられたと考えられています。

もともとの胡麻を擂る動作は、料理の中では普通の作業ですが、慣用句としての「ごまをする」は、相手に取り入ろうとする態度を表します。

慣用句とは、言葉をそのままの意味で受け取るのではなく、昔から決まった意味で使われている表現のことです。

たとえば、上司や先生など、立場が上の人に必要以上にほめ言葉を言ったり、自分に有利になるよう機嫌を取ったりする場面で使われます。

そのため、ただ相手をほめることすべてが「ごまをする」になるわけではありません。

感謝や尊敬の気持ちを自然に伝える場合は、普通のほめ言葉ですが、自分の利益や評価を上げるために、わざとらしく相手に近づくような場合に「ごまをする」と言われやすくなります。

ごまをするの漢字は「胡麻を擂る」

「ごまをする」は、漢字で書くと「胡麻を擂る」です。

「擂」は、手へんに「雷」と書く漢字で、「す」に「る」の送り仮名をつけて「擂る」と読みます。

「胡麻」は食べ物のごま、「擂る」はすり鉢や臼などで細かくすりつぶすことを表す漢字です。

「擂る」はすり鉢などで細かくするという意味

「擂る」は「する」と読みます。

日常ではあまり見慣れない漢字ですが、「擂り鉢」「擂り粉木」という言葉に使われています。

  • 胡麻を擂る
  • 山芋を擂る
  • 薬味を擂る

のように、すりつぶして細かくするイメージのときに使われる漢字です。

ただ、一般的な文章では「擂(す)る」が読みにくいため、無理に漢字で書かなくても問題ありません。読者にわかりやすく伝えたい場合は、「ごまをする」とひらがなで書く方が自然です。

「擦る」「摺る」と書くのは違う?

「する」にはいくつもの漢字があります。

そのため、「胡麻を擦る」や「胡麻を摺る」と書いてもよいのか迷うことがあります。

漢字 主な意味 使い方の例
擂る すり鉢などで細かくすりつぶす 胡麻を擂る、擂り鉢
擦る こする、すれ合わせる 手を擦る、マッチを擦る
摺る 版画などを写し取る 版画を摺る

慣用句として一般的に使われる表記は「胡麻を擂る」です。

ただ、普段の文章では「ごまをする」とひらがなにすると、読みやすく、意味も伝わりやすくなります。

ごまをするとはどんな意味?

ごまをするとは、相手に気に入られようとして、お世辞を言ったり機嫌を取ったりすることです。

特に、

  • 自分の立場をよくしたい
  • 評価されたい
  • 何か得をしたい

という気持ちが見えるときに使われます。

たとえば、上司にだけ大げさにほめ言葉を言う、先生の前でだけ態度を変える、相手に取り入るために必要以上に持ち上げるような場面です。

良い意味で使われることは少なく、どちらかというと相手を悪く見る印象を含みます。

そのため、人に直接「ごまをすっていますね」と言うと、相手を悪く言っているように受け取られることがあります。

ごますりとは?ごまをするとの違い

「ごますり」は、「ごまをすること」や「ごまをする人」を表す言葉です。

たとえば、「あの人はごますりが上手だね」と言う場合は、相手に気に入られようとする振る舞いが上手だという意味になります。

また、「ごますりな人」のように、人の性格や態度を表す言葉として使われることもあります。

意味としては「ごまをする」とかなり近いですが、「ごまをする」は動作、「ごますり」は行動や人を指しやすい言葉と考えるとわかりやすいです。

ただし、「ごますり」も良い意味では使われにくいため、本人に直接言うと悪口のように聞こえることがあります。

ごまをするの使い方と例文

「ごまをする」は、会話や文章の中で人の態度を説明するときに使われます。

ただ、やや悪い意味を含むため、本人に直接言うよりも、第三者の様子を説明するときに使われやすい表現です。

日常会話での例文

  • あの人は先生にごまをするのが上手だね。
  • 欲しいものがあるときだけ、急に親にごまをする。
  • 先輩にごまをするより、普段の仕事ぶりを見てもらった方がいい。

日常会話では、少し皮肉を込めて使われることが多いです。

冗談のつもりで言っても、相手によっては嫌な気持ちになることがあるため、使う場面には注意しましょう。

職場では人間関係を説明するときに使われやすい

「ごまをする」は、仕事の場で積極的に使う言葉というより、職場の人間関係や態度を説明するときに使われやすい言葉です。

たとえば、上司にだけ必要以上にほめ言葉を言う人や、立場の強い人の前でだけ態度が変わる人について、「ごまをすってる」と表現されることがあります。

ただ、相手に直接「ごまをすってますね」と冗談で言っても、批判や嫌味のように聞こえやすくなります。

ごまをするの言い換え表現

ごまをするには、似た意味の言い換え表現がいくつかあります。

ただし、どれも少しずつニュアンスが違います。場面に合わせて選ぶと、言葉の印象が伝わりやすくなります。

言い換え ニュアンス 使いやすい場面
媚びを売る 相手に気に入られようとする感じが強い 批判的に言いたいとき
おべっかを使う 心にもないお世辞を言う印象 会話や人間関係の説明
機嫌を取る 相手を怒らせないようにする印象 やや中立的に言いたいとき
取り入る 自分に有利になるよう近づく印象 計算高さを表したいとき
へつらう 相手に低い姿勢でこびる印象 文章でやや硬く表現したいとき
ごますり ごまをする行動や、そのような人を指す印象 人の態度を少し皮肉っぽく言いたいとき

やわらかく言い換えたい場合は、「機嫌を取る」「相手に合わせる」「気に入られようとする」あたりが使いやすいです。

反対に、「媚びを売る」「へつらう」「ごますり」は相手を悪く見る印象が強くなります。

人について使う場合は、相手を悪く言う表現になりすぎないように注意しましょう。

ごまをする・ごますり・媚びを売る・おべっかの違い

ごまをする、ごますり、媚びを売る、おべっかを使うは、どれも相手に気に入られようとする意味があります。

ただし、言葉の形や印象には少し違いがあります。

表現 意味の違い 印象
ごまをする 相手に気に入られようとして機嫌を取る やや皮肉っぽい
ごますり ごまをする行動や、そのような人を表す 皮肉・悪口寄りになりやすい
媚びを売る 相手に取り入ろうとする態度がはっきりしている かなり批判的
おべっかを使う 相手を喜ばせるために、心にもないお世辞を言う 軽い皮肉を含みやすい
機嫌を取る 相手の気分を悪くしないように振る舞う 比較的やわらかい

迷ったときは、相手への批判を強めたいのか、やわらかく説明したいのかで選ぶとわかりやすいです。

「媚びを売る」はかなりきつい印象になりやすいため、日常会話でもビジネスでも慎重に使った方がよい表現です。

「ごますり」も人を指す形で使うと、相手を悪く言っているように聞こえやすくなります。

一方で、「機嫌を取る」は比較的やわらかく、状況説明として使いやすい言葉です。

人との距離感や言葉の印象が気になる場合は、関連記事の「わざわざ」は失礼?正しい使い方と敬語での言い換え方も参考になります。

ごまをするは悪口になる?使うときの注意点

ごまをするは、相手の態度を少し悪く見る表現なので、本人に向かって直接使うと、悪口や嫌味のように受け取られることがあります。

たとえば、「あなたって上司にごまをするよね」と言うと、相手は責められたように感じやすいです。

「ごますりだね」と言う場合も同じです。人そのものを評価する言い方になるため、冗談のつもりでも角が立つことがあります。

目上の人には使わない方が無難

目上の人や取引先に対して、「ごまをする」「ごますり」という言葉を直接使うのは避けた方が無難です。

相手を批判しているように聞こえるだけでなく、自分の印象も悪くなることがあるので、実際に使うときは相手との関係性を見て選びましょう。

ごまをするは良い意味で使える?

ごまをするは、基本的には良い意味では使われにくい表現です。

相手に敬意を伝える、感謝を伝える、すてきだと思ったことをほめるだけなら、「ごまをする」とは言いません。

ごまをすると言われやすいのは、相手に気に入られたい気持ちや、自分の利益を得たい気持ちが見えるときです。

たとえば、相手の前だけ態度が変わる、必要以上にほめる、立場の強い人にだけ丁寧すぎるといった場合です。

自然なほめ言葉と、ごまをする行動の違いは、見返りを期待しているように見えるかどうかにあります。

疑問に思いやすいことQ&A(FAQ)

ここでは、ごまをするの漢字や語源、ごますりとの違い、英語表現などの疑問をまとめます。

Q.ごまをするの漢字は何ですか?

漢字では「胡麻を擂る」と書きます。
ただし「擂る」は読みにくいため、一般的な文章では「ごまをする」とひらがなで書くことも多いです。

Q.ごまをするの語源と由来は同じ意味ですか?

この場合は、ほぼ同じ疑問として考えて大丈夫です。
「なぜその言葉が生まれたのか」を知りたい場合は、語源・由来のどちらで調べても近い内容にたどり着きます。

Q.ごますりとごまをするは同じ意味ですか?

かなり近い意味です。
「ごまをする」は動作、「ごますり」はその行動や人を指しやすい言葉と考えるとわかりやすいです。

Q.ごますりは悪口ですか?

使い方によっては悪口のように聞こえます。
特に「あの人はごますりだね」のように人を指して使うと、批判的な印象になりやすいです。

Q.ごまをするは英語で何と言いますか?

近い英語表現には「suck up to」や「flatter」があります。
ただ「suck up to」はくだけた表現で、相手に取り入るような悪い印象を含むことがあります。

Q.ごまをするはビジネスで使ってもいいですか?

意味を説明する場面なら使えますが、相手に直接言うのは避けた方が無難です。

まとめ:ごまをするは「胡麻を擂る」が由来の慣用句

ごまをするは、相手に気に入られようとして、お世辞を言ったり機嫌を取ったりすることを表す慣用句です。

漢字では「胡麻を擂る」と書きます。

由来は、すり鉢で胡麻を擂ったときに、すった胡麻がすり鉢の内側にくっつく様子から来たとされています。

「ごますり」は、ごまをする行動や、そのような人を指しやすい言葉です。

ただし、実際の文章では「擂る」が読みにくいため、「ごまをする」とひらがなで書いても自然です。

言い換えるなら、「媚びを売る」「おべっかを使う」「機嫌を取る」「取り入る」などがあります。

どれも相手を悪く言う印象になりやすいため、本人に直接使うときは注意が必要です。

言葉の意味だけでなく、相手にどう伝わるかまで考えると、場面に合った表現を選びやすくなります。

関連記事

言葉の印象や、ビジネスでの言い換えに迷いやすい表現は、こちらの記事でも解説しています。

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